カネロ vs. ロッキー WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ|試合予想、戦績、視聴方法

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日本時間12月16日、WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチとなるロッキー・フィールディング vs. サウル“カネロ”アルバレスが行われる。現地時間9月15日、ゲンナジー・ゴロフキンに判定勝ちしたカネロは、このスーパーミドル級王座を手に入れれば、3階級制覇を達成することになる。

カネロ vs. ロッキーのタイトル戦日程・開催場所

カネロ・アルバレスとロッキー・フィールディングのタイトル戦は日本時間12月16日に、ニューヨーク州ニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン(MSG) 」で行われる。歴史的に重要な試合が数多く開催されてきたMSGは、ラスベガスと比肩するボクシングの聖地と呼ばれており、カネロも今回キャリア初のMSGデビューを果たすことになる。

 

カネロ vs. ロッキー、試合予想

挑戦者 立場 WBA世界S・ミドル王者
サウル“カネロ“アルバレス 名前 マイケル“ロッキー”フィールディング
スーパーウェルター級、
ミドル級、スーパーミドル級
階級 スーパーミドル級、ライトヘビー級
173cm 身長 185cm
179cm リーチ 191cm
メキシコ 国籍 イギリス
1990年7月18日(28歳) 生年月日 1987年8月5日(31歳)
オーソドックス スタイル オーソドックス

これまでのキャリアで、スーパーウェルター級、ミドル級の世界2階級を制覇したカネロにとって、スーパーミドル級は初めての階級となる。挑戦者カネロに対し、王者ロッキーは身長で12cm、リーチでも12cmのアドバンテージがあり、ロッキーが体格差を生かす形で距離を取って戦えばカネロにとってはやり難い展開になるだろう。

しかし、王者ロッキーが大番狂わせでタイロン・ツォイゲからスーパーミドル級王座を奪った勝因は実は接近戦にある。近距離で長い腕を器用に振り分けてのアッパーやボディブローを得意としているのだ。

ロッキーがこれまで通りの戦略を取るならば、スピードやテクニックに関してはゴロフキンを倒したカネロに分があるのは明白。カネロとの打ち合いにロッキーが挑むことになれば、早い段階で試合が決まる可能性が高い。

王者のロッキーには、「カネロの3階級制覇のための当て馬」として見られている状況に一矢報いるファイトを期待したいところだが、体格差を覆すスキルを持つカネロの有利は動かないだろう。

 

カネロ vs. ロッキー、両ファイターの戦績

サウル・アルバレス(28歳)

メキシコ出身の世界2階級制覇王者。今年のはじめに薬物違反により6ヶ月の資格停止処分を受け、リングから遠ざかっていたものの、9月15日の復帰戦ではキャリア無敗のゴロフキンに判定勝ちを収めた。16日のスーパーミドル級タイトルマッチに挑み、スーパーウェルター級、ミドル級に続く、3階級制覇を目指す。

<戦績>53戦50勝34KO1敗2分

日付 勝敗 内容 対戦相手
2018年12月15日 ロッキー・フィールディング
2018年9月15日 勝利 判定2-0 ゲンナジー・ゴロフキン
2017年9月16日 引分 判定1-1 ゲンナジー・ゴロフキン
2017年5月6日 勝利 判定3-0 フリオ・セサール・チャベス・ジュニア
2016年9月17日 勝利 KO リアム・スミス
2016年5月7日 勝利 KO アミール・カーン
2015年11月21日 勝利 判定3-0 ミゲール・コット
2015年5月9日 勝利 KO ジェームス・カークランド
2014年7月12日 勝利 判定2-1 エリスランディ・ララ
2014年3月8日 勝利 TKO アルフレド・アングロ
2013年9月14日 敗北 判定0-2 フロイド・メイウェザー・ジュニア
2013年4月20日 勝利 判定3-0 オースティン・トラウト
2012年9月15日 勝利 TKO ホセシート・ロペス
2012年5月5日 勝利 判定3-0 シェーン・モズリー
2011年11月26日 勝利 TKO カーミット・シントロン
2011年9月17日 勝利 TKO アルフォンソ・ゴメス
2011年6月18日 勝利 TKO ライアン・ローズ
2011年3月5日 勝利 判定3-0 マシュー・ハットン
2010年12月4日 勝利 判定3-0 ラブモア・ヌドゥ
2010年9月18日 勝利 KO カルロス・バルドミール
2010年7月10日 勝利 TKO ルシアノ・レオネル・クエリョ
2010年5月1日 勝利 TKO ホセ・ミゲル・コット
2010年3月6日 勝利 KO ブライアン・カメチス
2009年12月5日 勝利 判定 3-0 ラナルド・タイナー
2009年9月15日 勝利 TKO カルロス・レオナルド・ヘレラ
2009年8月8日 勝利 KO マラト・クゼエフ
2009年6月6日 勝利 KO ジェファーソン・ルイス・ゴンカロ
2009年4月11日 勝利 TKO マイケル・ロサレス
2009年2月21日 勝利 TKO ユーリ・ゴンサレス
2009年1月17日 勝利 TKO アントニオ・フィッチ
2008年12月5日 勝利 TKO ラウル・ピンゾン
2008年10月24日 勝利 判定 3-0 ラリー・モズリー
2008年8月2日 勝利 判定 3-0 カルロス・アダン・ヘレス
2008年6月28日 勝利 判定 3-0 ミゲル・バスケス
2008年6月6日 勝利 判定 2-1 フランシスコ・ヴィラヌエバ
2008年4月18日 勝利 TKO ガブリエル・マルチネス
2008年3月14日 勝利 TKO フランシスコ・ヴィラヌエバ
2008年2月22日 勝利 KO アクセル・ロドリゴ・ソリス
2007年12月15日 勝利 TKO ショーン ・ ホリー
2007年8月31日 勝利 判定 3-0 リカルド・カノ
2007年8月18日 勝利 判定 3-0 クリスチャン・ソラーノ
2007年6月1日 勝利 TKO ヘスス・アベル・エルナンデス
2007年5月19日 勝利 KO ビクター・マルケス
2007年3月30日 勝利 KO イワン・イレスカス
2007年3月2日 勝利 TKO ハビエル・マルチネス
2006年12月8日 勝利 KO ダニエル・マルチネス
2006年9月29日 勝利 KO フランシスコ・ヴィラヌエバ
2006年9月15日 勝利 KO クリスチャン・エルナンデス
2006年7月21日 勝利 KO ファン・エルナンデス
2006年6月17日 引分 判定1-1 ホルヘ・スアレス
2006年2月10日 勝利 KO ペドロ・ロペス
2006年1月20日 勝利 判定2-1 ミゲル・バスケス
2005年11月26日 勝利 KO パブロ・アルバラード
2005年10月29日 勝利 TKO アブラハム・ゴンサレス

ロッキー・フィールディング(31歳)

イギリス出身のプロボクサーで、ファイトスタイルはオーソドックス。7月15日に行われた前戦では、アウェーのドイツで、王者タイロン・ツォイゲを見事に 5回KOで下し、WBA世界スーパー・ミドル級のタイトルを奪取した。WBSSスーパーミドル級トーナメントの優勝者(カラム・スミス)との対戦の噂もあったものの、3階級制覇を目指すカネロ・アルバレスを正規王者として迎え撃つことになった。

<戦績>28戦27勝15KO1敗

日付(現地時間) 勝敗 内容 対戦相手
2018年12月15日 カネロ・アルバレス
2018年7月14日 勝利 TKO タイロン・ツォイゲ
2018年5月3日 勝利 判定 カレル・ホレセック
2017年9月30日 勝利 TKO デイビッド・ブロフィー
2017年4月22日 勝利 SD ジョン・ライダー
2016年10月15日 勝利 TKO イシュトバーン・ツェラー
2016年4月2日 勝利 SD クリストファー・レブラッセ
2015年11月7日 敗北 TKO カラム・スミス
2015年6月26日 勝利 TKO ブライアン・ベラ
2015年5月7日 勝利 判定 オレグ・フェドートフ
2014年7月12日 勝利 TKO ノエ・ゴンザレス・アルトバ
2014年5月15日 勝利 UD チャールズ・アダミュ
2013年11月23日 勝利 KO ルーク・ブラックリッジ
2013年9月21日 勝利 TKO モハメド・エイクロン
2013年7月13日 勝利 判定 ダレン・マッケナ
2013年5月11日 勝利 KO ミカル・ニエロダ
2013年3月30日 勝利 TKO ウェイン・リード
2012年10月6日 勝利 TKO カール・ディルクス
2012年7月7日 勝利 TKO フェレンツ・ハフナー
2012年5月18日 勝利 RTD キアラン・ヒーリー
2011年10月15日 勝利 判定 トミー・トラン
2011年9月17日 勝利 判定 ポール・モービー
2011年7月16日 勝利 判定 ジェイミー・アンブラー
2011年3月23日 勝利 RTD トビアス・ウェブ
2011年3月23日 勝利 TKO ジョー・エインズコー
2011年3月23日 勝利 TKO パトリック・マクスウェル
2011年2月20日 勝利 判定 フィル・グッドウィン
2010年11月27日 勝利 判定 リー・ダンカン
2010年9月25日 勝利 判定 ジェームズ・タッカー

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。