4月29日(現地時間28日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第6戦、メンフィス・グリズリーズ対ロサンゼルス・レイカーズの一戦は、125-85でレイカーズが快勝し、シリーズ4勝2敗で西地区準決勝進出を決めた。八村塁は途中出場で6得点を記録している。
八村は21分49間のプレイで3ポイントショット2本試投を含むフィールドゴール5本中3本成功の6得点(フリースロー試投なし)。そのほかに4リバウンド、1スティール、1ブロックをマークしている。ターンオーバーはなく、パーソナルファウルは1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは+11だった。
第1クォーター残り5分12秒、ジャレット・バンダービルトとの交代でコートインした八村は、同48.3秒にドライブから豪快なダンクを披露。第2Q残り7分22秒にはデズモンド・ベインのレイアップをブロックと、攻守両面で見せ場をつくる。
八村は前半残り6分51秒にミッドレンジからプルアップジャンパーを沈めると、同6分11秒には速攻から再びダンク。ハーフタイムまでに6得点をマークした。
前半に一時20点差をつけたレイカーズは、第3Qにリードを36点に広げる大勝。第4Qはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを温存し、2012年以来となるホームアリーナでのシリーズ勝利を飾っている。
レイカーズ(4勝3敗)はディアンジェロ・ラッセルがプレイオフ自己最多の31得点、ジェームズが22得点、5リバウンド、6アシスト、デイビスが16得点、14リバウンド、5ブロック、オースティン・リーブスが11得点、6リバウンド、8アシストを記録した。
ジェームズは「間違いなく第7戦のようなメンタリティーだった」と話している。
「ファンの前で戦う機会だと分かっていた。今夜で終わらせたかったんだ。規律をもって試合に臨んだ。最初から最後まで、僕たちはゲームプランに集中していた」
リーブスは「控えめに言って、メンフィスに戻りたくなかったんだ」と述べた。
「今夜で、ホームコートで終わらせたかったんだ。だからめちゃくちゃ集中していた」
一方、グリズリーズ(3勝4敗)はサンティ・アルダマが16得点、5リバウンド、ベインが15得点、5リバウンド、ジャレン・ジャクソンJr.が14得点、ジャ・モラントが10得点、5リバウンド、6アシスト、ディロン・ブルックスが10得点をマークしている。
テイラー・ジェンキンズ・ヘッドコーチは「この6試合でまったく自分たちの最高のバスケットボールをやれなかったと思う」と話した。
「シリーズで2勝したが、自分たちがやるべきプレイからはほど遠かった。規律、実行力、守備、必死さ、それにとにかく攻撃の成果…とにかくもっと向上する方法を見つけなければならない。この感覚を忘れてはいけないんだ。モチベーションとしなければいけない。チームとしての進化の一部だと理解しなければならない」
西地区第7シードのレイカーズは、カンファレンス・セミファイナルで第3シードのサクラメント・キングスと第6シードのゴールデンステイト・ウォリアーズの勝者と対戦。キングスとウォリアーズのシリーズは3勝3敗のタイで、5月1日(現地4月30日)に第7戦が行われる。