1月21日(日本時間21日)にワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナで行われたトロント・ラプターズ対ワシントン・ウィザーズの一戦が行われ、ラプターズが109-105で勝利した。ウィザーズの八村塁とラプターズの渡邊雄太が2年ぶりにマッチアップしたこの試合で、渡邊は1月15日(同16日)のミルウォーキー・バックス戦以来の出場を果たした。
新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルの対象となり、4試合を欠場していた渡邊は11日(同12日)のフェニックス・サンズ戦で復帰。そこから3試合に出場したものの、得点は決められず不調が続いていた。
17日(同18日)のマイアミ・ヒート戦と19日(同20日)のダラス・マーベリックス戦では、ベンチ入りしながらも出場時間を与えられない状況が続いていた。
そんななか、ラプターズのニック・ナース・ヘッドコーチがウィザーズ戦後のメディア対応で渡邊のパフォーマンスについて言及し、「今日は一歩前進だったと思う」と語った。
「ディフェンスで相手を止めたり、リバウンドを獲得したり、足をしっかり動かし相手のショットをチャレンジしたりと、良い場面がいくつかあった。オフェンスではあまり機会がなかったかもしれないが、プレイしていてリズムに乗れているかどうかというのは見てわかるもの。今日は本調子に戻る大きな一歩を踏み出せたと思う」。
今季の渡邊の出場時間は平均18.5分で、ラプターズに多くの離脱者がいた12月は平均22.1分をプレイしていたが、この試合での出場時間は5分47秒。しかし、今後状態が上がってくることによって、出番が増えていくことをナースHCは示唆している。
「今回のプレイが彼の自信につながり、そこからさらに進んでいけるだろう。彼なら(これまでの状態に)戻れる。それだけの良いプレイを見せてきてくれているのだから」。