4月20日(日本時間21日)、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第3戦、フェニックス・サンズ対ロサンゼルス・クリッパーズの一戦は、129-124でサンズが勝利し、シリーズを2勝1敗とした。
前半はどちらも6点差以上をリードすることない競った展開だったが、第3クォーターにサンズはデビン・ブッカーの8得点など17-8のランでこの試合初の二桁点差を奪うと、7点差をつけて第4Qに突入する。
残り1分44秒、ラッセル・ウェストブルックのフリースロー2本で3点差に迫られたサンズだが、トーリー・クレッグの3ポイントショットとブッカーの3点プレイで連続6得点。同36.4秒にノーマン・パウエルの4点プレイで5点差に詰め寄られたが、逃げ切って2連勝を飾った。
サンズ(2勝1敗)はブッカーが45得点、6リバウンド、3スティール、2ブロック、ケビン・デュラントが28得点、6リバウンド、5アシスト、クレッグが15得点、ディアンドレ・エイトンが12得点、11リバウンド、クリス・ポールが11得点、6リバウンド、7アシストを記録している。
デュラントは「彼が調子を定め、リングに向かい、みんなのためのプレイをつくって、とにかく試合全体を支配している」と、ブッカーを称賛した。
「これからも僕らには彼がそれをやってくれることが必要だ」
一方、ブッカーは「得点してから何度もすぐ彼のところに行って『君が僕のためにオープンにしてくれたんだ』と言ったよ」と、デュラントに賛辞を寄せている。
「クリッパーズは調整してくるだろうから、彼がプレイする番になるだろうね」
また、ゲーム最長の44分間の出場だったブッカーは、「体の調子は良い」と話した。
「僕は生活のすべてをこのスポーツ、このゲームにささげている。大きな舞台でああやってやれるなら、ほかに求めるものはないよ」
一方、クリッパーズ(1勝2敗)は、パウエルがプレイオフ自己最多の42得点、5リバウンド、ウェストブルックが30得点、8リバウンド、12アシスト、ボーンズ・ハイランドが20得点、テレンス・マンが10得点をマークしている。
クリッパーズは戦列離脱中のポール・ジョージに加え、第1戦で38得点、第2戦で31得点をあげていたカワイ・レナードが右ひざの挫傷で欠場。ブッカーは「相手のトップ選手のひとりがいないと思って少し気を抜いてしまうような、そういう試合は厄介だ」と話した。
「今夜の彼らは必死にプレイした。でもチーム全体でそれに備えていたから、僕たちは一歩も引かなかったんだ」
第4戦は4月22日(同23日)、再びクリプトドットコム・アリーナで行われる。