ボクシング3団体制覇のジョシュア、タイソン・フューリーを挑発

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アンソニー・ジョシュアが同じヘビー級のタイソン・フューリーに「リングに戻って来い」と挑発し、いつまでも待っていられないと警告した。

ジョシュアは3月31日、ジョセフ・パーカーを3—0の判定で下してWBOのタイトルを奪取。プロ戦績を21戦21勝とし、WBA、IBFと合わせて3団体の王者となった。

フューリーも3団体のベルトを手にしたことがある。2015年11月、ヴラジミル・クリチコを3—0の判定で破ったのだ。しかしいま29歳のフューリーは、ドイツのデュッセルドルフでクリチコに勝ったこの一戦を最後に実戦から遠ざかっている。

「(昨年4月にジョシュアが勝った)クリチコ戦の後、フューリーはすぐに俺に挑戦するようなことを口外していた。タイソンがボクシングをよく知っているということは否定しない。彼は優れたボクサーだ。だが彼がリングに戻って来るまで、俺は家でのんびり彼の復帰を待っているわけにはいかない」と、ジョシュアはスカイ・スポーツに語った

ジョシュアの直近のパフォーマンスの直後、フューリーはインスタグラムに写真をアップし、いまでも自分が真の王者だと投稿した。

これに対してジョシュアは、将来の英国対決を歓迎し、余計なコメントをしていないで今後のことに集中しろ、とした。

「俺は自分の目標を達成した。そしてこれからも、自分のすることに集中していくつもりだ。ボクシング・ファンは彼のカムバックを待ち望んでいるだろう。だが彼が自分の人生のなかで何をするのかは、俺には関係ないことだ。

いま彼がすべきなのは、現役復帰に向けて動きだすことだ。家にいて俺の試合にコメントしている場合ではない。復帰への動機と飢餓感を持って、トレーニングをして、リングに戻って来るべきだ。実際、選手がコメントするのなんて誰も見たがっていない。選手が戦っているところを見たいのだ」

ジョシュアはまだ今後のプランを明らかにしていないが、WBAから今年9月にアレクサンドル・ポベトキンと戦うことを義務づけられている。

原文:Anthony Joshua to rival Tyson Fury: Stop talking, start fighting
翻訳:Hirokazu Higuchi