4月20日(日本時間21日)、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第3戦、フィラデルフィア・76ers対ブルックリン・ネッツの一戦は、102-97で76ersが勝利し、シリーズ3連勝を飾った。ネッツの渡邊雄太はベンチ入りしたが出場機会はなかった。
76ersは第1クォーター残り9分34秒、アリウープダンクを決めたニック・クラクストンにまたがれたジョエル・エンビードが蹴りを見せるも、フレイグラントファウル1の判定で退場にならず。チームはハーフタイムまでに11点をリードする。
だが後半に入り、76ersは第3Qで18-35とネッツの逆転を許す。さらに第3Q残り13.6秒には、マッチアップの際にロイス・オニールにひじを入れたとして、ジェームズ・ハーデンがフレイグラントファウル2の判定で退場となった。
76ersは6点を追って迎えた第4Q、残り2分3秒からタイリース・マクシーが3ポイントショット2本成功を含む連続8得点。5点ビハインドから同44.7秒で99-96と逆転する。2点リードの同8.8秒には、エンビードがスペンサー・ディンウィディーのレイアップをブロックする。
PJ・タッカーのフリースローで3点差として迎えた残り6.7秒、76ersはオニールのインバウンズパスでのミスからディアンソニー・メルトンがダンクを叩きこみ、5点リードとして勝負を決めた。
76ers(3勝)はマクシーが25得点、ハーデンが21得点、5リバウンド、トバイアス・ハリスが15得点、7リバウンド、エンビードが14得点、10リバウンド、メルトンが13得点を記録している。
エンビードは「どんなゲームプランだったか分かっただろう。僕らをいら立たせて、退場させようとしたんだ」と話した。
「僕は成熟していて、自分が退場するようなことにはならない。自分の仕事だけに集中し、僕らは勝ったんだ」
一方、プレイオフで9連敗となったネッツ(3敗)は、ミケル・ブリッジズが26得点、6リバウンド、5アシスト、ディンウィディーが20得点、7アシスト、クラクストンが18得点、キャメロン・ジョンソンが17得点、5リバウンドをマークしている。
ジャック・ボーン・ヘッドコーチは「選手たちには、彼らがあきらめることなく、今夜成長したと伝えたよ」と述べた。
第4戦は22日(日本時間23日 午前2時)、再びバークレイズ・センターで行われる。