ブルックリン・ネッツの渡邊雄太が、アジアと太平洋諸国を支援する団体「ゴールドハウス」が発表した2023年を代表するアジアと太平洋諸国の100人「A100リスト」に選出された。
5月に発表される「A100リスト」は、過去1年で文化や社会に最も大きな影響を及ぼしたアジアと太平洋諸国のリーダー100名を選出するもの。2年連続で米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が選出されている。
NBAで5年目となった今季、渡邊は無保証のキャンプ契約からシーズンをスタートしながら、最終的には58試合に出場(先発1試合)。自己最長となる平均16.0分間のプレイで、自己最多の5.6得点、2.4リバウンド、0.8アシスト、0.4スティール、0.3ブロックを記録した。フィールドゴール成功率49.1%、3ポイントショット成功率44.4%はいずれも自己最高だ(フリースロー成功率は72.3%)。
シーズン前半戦の渡邊は、3P成功率で一時はリーグトップに立つなど存在感を発揮。チームの顔だったケビン・デュラントとカイリー・アービングが退団したトレードデッドライン(トレード期限)を境に出場機会が減ったが、本人が「間違いなく自分のベストシーズン」と充実感を認めた一年だった。
ネッツはプレイオフ進出を果たしたが、ファーストラウンドでフィラデルフィア・76ersにスウィープ(4勝0敗)を許して敗退。シーズンを終えた渡邊は、4月28日に帰国している。
渡邊の「A100リスト」入りには、ネッツも公式ツイートで称賛。投稿には数々の賛辞が寄せられた。
Congrats to @wacchi1013 on being named to the @GoldHouseCo #A100 List!
— Brooklyn Nets (@BrooklynNets) May 3, 2023
Every May, the A100 honors 100 Asian Pacific leaders who made the greatest impact on culture and society over the past year. pic.twitter.com/4uSLRBdi86
ことしの「A100リスト」には、バスケットボール界ではWNBAラスベガス・エイセズのアシスタントコーチを務める日系女性コーチのナタリー・ナカセも選ばれている。