5月11日(日本時間12日)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦、デンバー・ナゲッツ対フェニックス・サンズの一戦は、125-100でナゲッツが勝利し、シリーズ4勝2敗で西地区決勝進出を決めた。
ナゲッツは第1クォーター途中から23-2のランでサンズを圧倒。ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが17得点、ニコラ・ヨキッチが14得点をあげた第1Qだけで18点のリードを奪う。第2Qに入ってもナゲッツの勢いは止まらず、ハーフタイムまでに30点差をつけて快勝している。
一昨季のカンファレンス・セミファイナルでスウィープ(4勝0敗)されたサンズに雪辱を果たしたナゲッツは、「バブル」でロサンゼルス・レイカーズに第5戦で敗れた2020年以来となるカンファレンス・ファイナル進出だ。
ナゲッツ(4勝2敗)はヨキッチが32得点、10リバウンド、12アシスト、3スティール、ジャマール・マレーが26得点、コールドウェル・ポープが21得点、5リバウンド、ブルース・ブラウンが13得点、5リバウンド、マイケル・ポーターJr.が10得点、5リバウンドを記録した。
ヨキッチは「試合を通じて僕らは積極的だった」と話している。
「特に前半だね。とにかく本当に良かった」
マイケル・マローン・ヘッドコーチは「守備をし、リバウンドを拾い、走って、ボールを共有している時の我々は、NBAで最高のチームだと思う」と述べた。
「今夜はそれを示すことができた」
一方、サンズ(2勝4敗)はキャメロン・ペインが31得点、6リバウンド、ケビン・デュラントが23得点、5リバウンド、5アシスト、ジョック・ランデールが13得点、5リバウンド、デビン・ブッカーが12得点、8アシストをマークしている。
クリス・ポールに加え、第5戦で肋骨を痛めたディアンドレ・エイトンも欠場したサンズは、デュラントが開始から最初の10本のフィールドゴールのうち1本しか決められず。ここまでFG成功率60%で平均36得点をあげていたブッカーも12得点に抑えられた。
サンズは昨年のカンファレンス・セミファイナルでも第7戦でダラス・マーベリックスに前半だけで30点差をつけられて大敗している。ショットクロックが導入されて以降、プレイオフのエリミネーションゲームでホームチームが30点のビハインドを背負った例は過去に3回。2015年のミルウォーキー・バックスを除く2回がサンズとなっている。
デュラントは「ひどい気分だ」と落胆した。
「恥ずかしいよ。彼らにがつんとやられて、それから僕らは挽回できなかった」
モンティ・ウィリアムズHCは「彼らがああやって得点をあげ、フロアを走って簡単に得点していくのを見ていてなえてしまったよ」と嘆いている。
「シーズン最大の一戦で最高レベルのプレイをする準備を整えさせられなかった私の責任だ」
西地区第1シードのナゲッツは、カンファレンス・ファイナルで第6シードのゴールデンステイト・ウォリアーズと第7シードのロサンゼルス・レイカーズの勝者と対戦する。ウォリアーズとレイカーズのシリーズは3勝2敗でレイカーズがリード。12日(同13日)に第6戦が行われる。