4月25日(日本時間26日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第5戦、ミネソタ・ティンバーウルブズ対デンバー・ナゲッツの一戦は、112-109でナゲッツが勝利し、シリーズ4勝1敗で西地区準決勝進出を果たした。
前半にニコラ・ヨキッチとマイケル・ポーターJr.が合計でフィールドゴール16本中2本成功にとどまったナゲッツは、序盤に13点のビハインドを背負う。だが、ジャマール・マレーがハーフタイムまでに16得点をあげるなどして踏ん張り、1点リードで後半を迎える。
接戦のまま迎えた第4Q、ナゲッツは第3クォーター終了まで無得点だったポーターJr.が2本の3ポイントショットを沈め、終盤の重要な局面でヨキッチが8得点。最後は決まればタイスコアというアンソニー・エドワーズの3ポイントショットが決まらず、フリースロー36本中32本成功を記録したナゲッツが競り勝ち、カンファレンス・セミファイナルに駒を進めた。
ナゲッツ(4勝1敗)はマレーが35得点、5アシスト、ヨキッチが28得点、17リバウンド、12アシスト、2スティール、2ブロック、アーロン・ゴードンが14得点、6リバウンド、ブルース・ブラウンが14得点、5リバウンド、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが10得点、ポーターJr.が8得点、10リバウンドを記録している。
悪天候によるデンバー市内の渋滞や普段より早い開始時刻とあり、ナゲッツのファンがアリーナ入りするのは少し遅くなった。マイケル・マローン・ヘッドコーチは「今夜のチームは観客みたいだったね。来るのが遅かった」と話している。
「見上げたら空席がたくさんあって、コーチ陣が悪天候だと言っていた。でも、あの第1Qのプレイはレギュラーシーズンのようだったよ」
「それからゆっくりと、だが確実に、ジャマールが何本かショットを決めてくれた。彼がとても気持ちの入ったプレイをしてくれた。それがチームを盛り立ててくれたと思う。とにかくジャマールはやめなかったのさ。そして次々にビッグショットを決めてくれた」
一方、ウルブズ(1勝4敗)はエドワーズが29得点、8リバウンド、7アシスト、カール・アンソニー・タウンズが26得点、11リバウンド、ルディ・ゴベアが16得点、15リバウンド、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーが14得点、トーリアン・プリンスが13得点をマークした。
マイク・コンリーは「みんなすごく熱心だった。それを示すことができた」と述べている。
「どんなことがあろうと僕らはファイトするということを示したんだ」
西地区第1シードのナゲッツは、ロサンゼルス・クリッパーズを下した第4シードのフェニックス・サンズとカンファレンス・セミファイナルで対戦。第1戦は29日(同30日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われる。