ピストンズがモンティ・ウィリアムズ新HC就任を発表 オーナーは「大きな勝利」

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デトロイト・ピストンズは6月2日(日本時間3日)、モンティ・ウィリアムズと新ヘッドコーチ就任で合意したことを発表した。

オーナーのトム・ゴレズは、「今後10年の将来につながる大事な時期にモンティが加わってくれたことを、この上なく誇りに思います」と話している。

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「彼はピストンズ球団のリーダー、そして何より重要なことに選手たちにとっての教師・メンターに我々が望むクオリティーのすべてを体現しています。コート内外で球団のあらゆる面に影響を及ぼしてくれるでしょう」

ゴレズは「モンティとしばらく時間を過ごして、最高レベルで勝利を成し遂げることと、同時に成長・発展・インスピレーションの文化を育むことの独特なバランスを持つことは明白です」と述べた。

「ワクワクが収まりません。我々にとって大きな勝利です」

トロイ・ウィーバーGMは「我々の若いチームにとって理想的なプロトタイプであるモンティですが、彼を招へいできるとは思っていませんでした」と話している。

「突然彼を招へいすることが可能になり、我々は彼と話す機会に飛びつきました。プロセスにおけるほかの人たちが強力な候補者ではなかったということでありません。ですが、モンティはプロトタイプなんです」

ウィーバーGMは「人選を進めていくのに、我々は規律と守備、発展を重視するリーダーを望みました」と述べた。

「能力、経験、哲学と、彼はすべての条件を満たします。強いキャラクターと確信を持つ人物です。若い主力たちにとって素晴らしいリーダーかつメンターになるでしょう。選手としてのキャリアも考えれば、ベテラン選手たちとも良い関係を築いてくれるはずです」

ゴレズは「モンティやご家族と時間を過ごせたが、偉大なコーチであり、リーダーであるのに加え、素晴らしい気質で、コート内外で影響力を発揮するという我々の目標を共有している人物なのは明らかでした」と話している。

「フロントオフィスの役割に移るドウェイン・ケイシーは、若い主軸の早期の成長を導いてくれました。今の我々には、次のレベルにステップアップする準備を整えた若いチームがあります。彼らがポテンシャルを最大限に発揮できるよう、できる限りのリソースを提供していきます」と述べた。

「我々はモンティに投資しており、彼は我々に投資しています。彼を招へいできてうれしいです」

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51歳のウィリアムズはNBAのここ18シーズンのうち16シーズンでヘッドコーチ、アソシエイトヘッドコーチ、アシスタントコーチとして指導の仕事に携わってきた。2021年にNBAファイナル、2022年にNBAオールスターゲームで指揮を執り、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでは男子アメリカ代表チームのアシスタントコーチを務めている。

ウィリアムズは現役引退後にサンアントニオ・スパーズでグレッグ・ポポビッチのコーチングスタッフとして2005年の優勝を経験。2005-2006シーズンからポートランド・トレイルブレイザーズでアシスタントコーチを務め、2010年から2015年まではニューオーリンズ・ホーネッツ、ニューオーリンズ・ペリカンズで指揮を執り、2シーズンでプレイオフ進出を果たした。

2015-2016シーズンにオクラホマシティ・サンダーでアソシエイトヘッドコーチを務めたウィリアムズは、2016年から2018年までスパーズのバスケットボール運営部バイスプレジデントを経て、2018-2019シーズンにフィラデルフィア・76ersでアシスタントコーチとしてベンチに戻る。

2019年から2023年まで指揮したフェニックス・サンズでは、2021-2022シーズンに球団記録の64勝をあげて最優秀コーチを受賞。2年目から3シーズン連続でプレイオフ進出を果たし、2020-2021シーズンには球団にとって1993年以来となるNBAファイナル進出を遂げた。サンズでの4シーズンでレギュラーシーズン194勝115敗(62.8%)を記録。2年目以降の160勝は同期間のNBAで最多の数字だ。ウィリアムズ在任中にサンズはパシフィック・ディビジョンを2回制した。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ