ミルウォーキー・バックスは6月5日(日本時間6日)、エイドリアン・グリフィンが新ヘッドコーチに就任したことを発表した。
球団史上17人目のヘッドコーチとなるグリフィンは、NBAで15シーズンにわたる指導歴を持つ。直近ではトロント・ラプターズで5シーズンにわたってアシスタントコーチを務めた。
バックスのジョン・ホーストGMは、「元選手で広く尊敬されているコーチであるエイドリアンは、チームに素晴らしいリーダーシップと経験をもたらしてくれるでしょう」と話している。
「優勝を経験した指導歴、性格、バスケットボールの洞察力、選手との関係を構築する力、選手を育成する能力から、彼は我々のチームを率いる上で理想的な選択肢でした。彼はこの機会を勝ち取ったのです」
グリフィンのアシスタントコーチ在任中、ラプターズは5シーズンのうち4シーズンでディフェンシブレーティング、失点数でリーグトップ10入りを果たした。2019-2020シーズンはリーグ最少の平均106.5失点を記録している。
グリフィンは「ミルウォーキー・バックスのヘッドコーチに任命していただき、とても光栄で、ウェス、ジェイミー、ディー、ジミー、ジョンに感謝しています」と話した。
「バックスは優勝した球団であり、素晴らしい気質の才能ある選手たちの定評あるロスターと仕事できることをうれしく思っています。ミルウォーキーに戻ってくることができてうれしいです。始めるのが待ち切れません」
グリフィンは現役時代、1999年から2008年までNBAで9年にわたってプレイ。ボストン・セルティックス、ダラス・マーベリックス、ヒューストン・ロケッツ、シカゴ・ブルズ、シアトル・スーパーソニックスでレギュラーシーズンの477試合に出場し、平均16.8分間の出場で4.0得点を記録した。プレイオフの48試合にも出場しており、2006年にマーベリックスでNBAファイナルに進出している。
引退後、グリフィンは2008年から2010年までバックス、2010年から2015年までブルズ、2015-2016シーズンにオーランド・マジック、2016年から2018年までオクラホマシティ・サンダーでアシスタントコーチを務めてきた。アシスタントコーチを務めてきた15シーズンのうち11シーズンでグリフィンのチームはプレイオフに進出。カンファレンス・ファイナルに2回進出し、ラプターズで2019年に優勝を経験している。