1月29日(日本時間30日)にマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたメンフィス・グリズリーズ対ニューヨーク・ニックスの一戦は、ディロン・ブルックスが27得点と活躍し、グリズリーズが127-106で大勝した。3試合連続でベンチ入りとなったグリズリーズの渡邊雄太は、最後の48秒間に出場した。
前半を59-52のリードで終えたグリズリーズは、後半に入ると一気に主導権を握り、二桁リードを維持し続けた。試合残り53.7秒でディロン・ブルックスが3ポイントショットを決め124-106とリードし、勝利を決定づけた。
その直後、ジュリアス・ランドルがエルフリッド・ペイトンにインバウンドパスを出すと、ペイトンが見ていなかったため、ジェイ・クラウダーがボールをスティール。クラウダーがそのまま振り返り、3ポイントラインまで下がって3Pショットを試みると、その行為に怒ったペイトンがクラウダーを突き飛ばし、一時揉み合いとなった。
ペイトンは「あのショットは敬意を欠いていた」と試合後に語っている。
「その考えは変わらない。同じ状況でも僕はまた同じことをやるだろう。誰がシューターであろうとね。あれはバスケットボールに対して無礼な行為だ」。
レフェリーがプレイを見直すために試合は一時中断された。検証の結果、ペイトン、クラウダー、マーカス・モリスの3人が退場となった。渡邊は試合が再開してからの48秒間に出場。2020年に入って以来、グリズリーズの試合としては初めての出場となった。両チームが24秒を使い切る形で試合が終了したため、渡邊に主なスタッツはついていない。
グリズリーズ(24勝24敗)はブルックスのほか、ジャ・モラントが18得点、10アシスト、クラウダーが18得点、ブランドン・クラークが17得点をマークし、これで4連勝となった。
ニックス(13勝36敗)は、モリスが17得点、ランドルが16得点、14リバウンド、6アシスト、ペイトンが15得点、11アシストを記録した。