生え抜きのグレンジャーを放出し、ペイサーズがターナーらを獲得

及川卓磨 Takuma Oikawa

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現地20日(木)、インディアナ・ペイサーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズがトレードを発表。ペイサーズがフォワードのダニー・グレンジャーをシクサーズへ放出し、ガード/フォワードのエバン・ターナーとフォワードのラボイ・アレンを獲得した。

なお、シクサーズは併せて、ペイサーズから2015年ドラフト2巡目指名権(ゴールデンステイト・ウォリアーズの指名権)も獲得している。

ペイサーズのバスケットボール運営部長を務めるラリー・バード氏は、「8年半の間、ダニーがここでしてくれたことのすべてに感謝している。我々はこのトレードでコアユニットとベンチを拡充する必要があった。エバンとラボイについては、本当に良い選手を獲得できたと思っていて、彼らがもたらしてくれるものに期待している」と、語っている。

グレンジャーは2005年ドラフト1巡目17位でペイサーズに指名されて以来の生え抜き選手で、今季9年目を迎えていた。通算544試合に出場し、平均17.6点、5.1リバウンドを記録し、2009年にはオールスター選出に加え、MIPを受賞。今季は、29試合出場、平均22.5分、8.3点、3.6リバウンドを記録している。

ターナーは2010年ドラフト1巡目2位指名でシクサーズに入団し、今季4年目。今季はここまでの54試合すべてに先発出場し、キャリアハイとなる平均17.4点に加え、6.0リバウンド、3.7アシストをマーク。2011年ドラフト2巡目50位でシクサーズに入団したアレンは、3年目の今季51試合に出場、平均18.8分、5.2点、5.4リバウンドを記録している。

また、ペイサーズは併せて2年目のガード、オーランド・ジョンソンを解雇したことを発表した。

及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。