【2025年テニス四大大会】日程・見どころまとめ

濱口桃子 Momoko Hamaguchi

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2025年1月12日から、全豪オープンを皮切りにテニスの四大大会、いわゆるグランドスラムが開幕した。ATPツアー(男子テニス)・WTAツアー(女子テニス)の最高峰の戦いについて、2025年の日程と見どころを紹介する。

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全豪オープン

開催内容

  • 日程:1月12日から1月25日
  • 場所:オーストラリア メルボルン
  • 会場:メルボルン・パーク

2025年シングルス優勝者

  • 男子:J・シナー(イタリア)
  • 女子:M・キーズ(アメリカ)

男子は第1シードのJ・シナーがA・ズベレフをストレートで破り優勝した。女子は接戦の末、M・キーズが第1シードのA・サバレンカを破り、グランドスラムを初制覇した。

シングルス出場の日本人選手

男子

  • 錦織圭:2回戦敗退
  • 西岡良仁:2回戦敗退
  • ダニエル太郎:1回戦敗退

女子

  • 大坂なおみ:3回戦敗退
  • 西島萌夏:2回戦敗退
  • 日比野菜緒:1回戦敗退

見どころ

決勝戦が行われるセンターコートは、オーストリアの名選手の名前を冠した「ロッド・レーバー・アリーナ」である。2025年のグランドスラムの開幕にふさわしい熱戦が繰り広げられた。

日本人選手では、上記の男女各3選手が出場した。このうち大坂なおみが3回戦まで勝ち進むも、惜しくも途中棄権となった。また、けがから本格復帰後、好調な錦織圭は2回戦で第12シードのT・ポールに敗れた。

全仏オープン

開催内容

  • 日程:5月25日から6月8日まで
  • 場所:フランス パリ
  • 会場:スタッド・ローラン・ギャロス

2024年優勝者

  • 男子:C・アルカラス(スペイン)
  • 女子:I・シフィオンテク(ポーランド)

シングルス出場の日本人選手

男子

  • 錦織圭
  • 西岡良仁

女子

  • 大坂なおみ
  • 内島萌夏

見どころ

センターコートは「コート・フィリップ・シャトリエ」であり、国際テニス連盟の会長を務めた、フランスの名選手の名前が冠されている。スタッド・ローラン・ギャロスのコートの特徴は赤色のクレーコートである。「赤土」と言われるが、実は土ではなく、レンガの粉である。グランドスラムで使用するコートのなかで最も球足が遅く、全仏オープンではラリーが続くタフな試合が多く見られる。そのため、選手には強い忍耐力と体力が求められる。

全仏オープン・男子で14回の優勝を誇る、R・ナダルが2024年に引退をした。2025年はナダルの後を継ぐ、新たな“赤土のスター”の出現に期待したい。

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ウィンブルドン選手権

開催内容

  • 日程:6月30日から7月13日まで
  • 場所:イギリス ロンドン
  • 会場:オールイングランド・ローンテニス・ランド・クローケー・クラブ

2024年優勝者

  • 男子:C・アルカラス(スペイン)
  • 女子:B・クレイチコバ(チェコ)

見どころ

ウィンブルドンという地名を冠した大会名であるが、全英オープンと言われることもある。特徴は、白色を基調としたウェアの着用を義務づけられていることだ。白いウェアと目を見張るほど素晴らしい天然芝のコートのコントラストが見ものだ。また、雨が多いことでも知られるウィンブルドンでは、選手は中断時のメンタル・体力のコントロールに気を配る必要があると言えよう。

2023年から男子はC・アルカラスの2連覇を遂げ、女子はチェコ出身選手が2年連続で優勝している。2025年はこの流れが続くのか、新たな流れが生まれるのか、ぜひ注目してほしい。

全米オープン

開催内容

  • 日程:8月25日から9月7日まで
  • 場所:アメリカ ニューヨーク
  • 会場:USTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター

2024年優勝者

  • 男子:J・シナー(イタリア)
  • 女子:A・サバレンカ(ベラルーシ)

見どころ

会場となるテニス施設には、全米テニス協会とアメリカの名選手の名前が冠されている。センターコートである「アーサー・アッシュ・スタジアム」は2万人を超える観客を収容可能な世界最大のコートだ。他にも収容人数が1万人以上のコートがあり、大勢の観客とともに、盛大にグランドスラムを締めくくる。

2024年、男子は全豪オープンを制したJ・シナーが優勝しており、1年間に開催されるグランドスラムすべてで優勝する“年間グランドスラム”に期待がかかる。一方、女子で優勝したA・サバレンカはランキング上位を維持した状態で今年の全米オープンに乗り込めるかが連覇の鍵である。

まとめ

近年のプロテニス界では、男女共に世代交代が目立ち、次世代の選手たちの成長が著しい。誰が優勝してもおかしくない状況であり、目が離せない試合ばかりだ。それぞれの大会の見どころを踏まえて観戦すると、楽しみも増すであろう。また、刺激し合う次世代の選手たちが年間グランドスラム、生涯グランドスラムを達成する瞬間を待ち望みながら、観戦してほしい。

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濱口桃子 Momoko Hamaguchi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター