ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーがトランプ大統領と会談 ピート・ローズの資格回復について検討すると報道

石山修二 Shuji Ishiyama

Matthew Wadleigh

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元シンシナティ・レッズの伝説的選手、ピート・ローズは通算4,256安打をマークしたメジャーリーグの史上最多安打記録保持者である。

ローズは試合出場数(3,562)と打席数(15,890)の記録も保持しているが、1985年から1987年にかけてレッズの勝利に賭けたとされる賭博行為の嫌疑により、1989年にリーグから永久追放処分を受けた。

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ローズの選手としての記録が素晴らしいものである一方、賭博疑惑の当時ローズがレッズの選手兼監督を務めていたため、その記録に対する評価は一部の人々から疑問視されている。

ローズは2024年9月に死去したが、AP通信のジェイク・サイナー記者の報道によると、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏はドナルド・トランプ大統領と会談し、ローズの資格回復の可能性を模索したと報じられている。

「コミッショナーのロブ・マンフレッドは、2週間前の会合でドナルド・トランプ大統領とピート・ローズについて議論したと述べ、史上最多安打記録保持者の永久追放措置解除を求める要請について判断を下す予定だと述べた」とサイナー氏は書いている。

マンフレッド氏は議論については認めたが、詳細は明かさなかった。

「2週間前にトランプ大統領と会談した際、その一つがピート・ローズに関する話題だった。しかしそれ以上の詳細は述べない」とマンフレッド氏は語った。

「彼は公の場で述べたことを語ったが、その場でどんなやり取りがあったかについては言及しない」

もし資格復帰が認められれば、ローズは2027年の野球殿堂に選出される資格を得ることになる。その場合、このスポーツの歴史において語り継がれる記録を残してきたローズの殿堂入りを認めないという主張は難しくなるだろう。

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原文:MLB's Rob Manfred to rule on Pete Rose reinstatement request after President Donald Trump meeting
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matthew Wadleigh

Matthew Wadleigh is a freelance writer with The Sporting News. He was born and raised in Southern California and grew up a San Diego sports fan (yes, it’s tough, except for Aztecs hoops). Matthew went to Fresno State as a journalism major and got to see Davante Adams, Derek Carr, Paul George and Aaron Judge in person. Matthew has written for publications including ClutchPoints, Sportscasting, Fansided, Trojans Wire, UCLA Wire and Buffaloes Wire.