エンゼルスのマイク・トラウトが捕球妨害のファンにサイン入りのバットとボールをプレゼント

石山修二 Shuji Ishiyama

Jackson Roberts

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ロサンゼルス・エンゼルスは現地12日(土)、ヒューストン・アストロズを4対1で破ったが、この試合で一番印象に残ったのはこのスコアではないかもしれない。

2回裏、トラウトはヤイナー・ディアスのファウルボールを捕球しようとスタンドに向かって走り出した。しかし、最前列にいたファンがトラウトが捕球しようとした瞬間にグローブに手を突っ込み、ボールを弾き飛ばしてしまった。

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トラウトは審判に抗議したが、捕球は認められなかった。2024年のワールドシリーズ第4戦、ムーキー・ベッツがニューヨーク・ヤンキースのファンと接触した出来事と似たようなプレーだったが、判定は逆だった。

試合中、警備員がファンとその息子を移動させたが、試合後にトラウトは2人と面会し、ボールとバットにサインをした。

「私は飛び込んで、ボールはグローブの中に入っていた。彼は文字通りボールを奪い取っただけだ」と、トラウトは『MLB.com』のレット・ボーリンガー記者に語っている

「でも、彼は本当に申し訳なさそうだった。私は毎日新しいことを学んでいる。スタンドに入ってしまえばどうしようもない。ライトを守っていると状況が少し異なる。センターにいればこうしたプレーはあまりないから」

トラウトはその瞬間こそプレーに腹を立てたようだったが、試合後には記者団に対して、彼らと会ってなんら嫌悪感はないことを確認することが重要だったと語った。

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「彼らは本当に申し訳なさそうだった」とトラウトは語った。

「試合には特に影響はなかった。自分にも子供がいるが、その子は9歳くらいだった。試合後に会ったら本当にいい人たちだった。苦労して稼いだお金で買ったチケットだったろうに、席を移動しなくてはならなくなってしまった」

トラウトはここまで、トラウトはリーグトップタイの6本塁打と素晴らしいシーズンを送っている。ライトへのコンバートは彼が162試合フル出場するのに役立つだろう。

そしてもちろん、次からはトラウトも新しいポジションでのプレーに新たな心構えで臨めることだろう。

原文:Mike Trout has 5-word response to meeting fan who interfered with catch
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Jackson Roberts

Jackson Roberts is a former Division III All-Region DH who now writes and talks about sports for a living. A Bay Area native and a graduate of Swarthmore College and the Newhouse School at Syracuse University, Jackson makes his home in North Jersey. He grew up rooting for the Red Sox, Patriots and Warriors, and he recently added the Devils to his sports fandom mosaic.