メンフィス・グリズリーズの河村勇輝が、11月14日(現地13日)にカリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナにて行われたロサンゼルス・レイカーズ戦後にメディアの取材に応じた。
河村はこの試合にベンチ入りはしたものの、試合には不出場。相手には八村塁がいたこともあり、日本人選手2人が揃う試合として注目された。
以下、河村の試合後の一問一答(日本語での質疑応答。質問は要約)。
(八村選手は)日本人の選手とか抜きに、もうNBAのなかでももう本当にトップクラスの選手。
──ベンチからチームメイトの戦いをどう見ていましたか?
河村:チームとしては3連勝中だったので、アウェイであれ、やっぱり同じカンファレンスのレイカーズにはもちろんやっぱ勝ちたかった。コーチも言ってたんですけど、(第)1クォーターの入りで相手に気持ちよくやらせてしまったことが、最終的にこういった結果になってしまったかなっていうふうに思います。
──直接八村選手を見て、八村選手の強みをどう感じましたか?
河村:いや、もうね、次元が違うというか。日本人の選手とか抜きに、もうNBAのなかでももう本当にトップクラスの選手なんだなっていうふうに、改めて感じました。特にグリズリーズ戦では八村塁選手はすごい活躍するっていうのは、このチームのなかでも話はしてたので。シュートを決めるたびに、ベンチではみんなで、「やっぱりな」みたいな雰囲気はありましたね。
──八村選手と同じNBAのコートで戦いたいという気持ちは強くなりましたか?
河村:もちろんです。塁さんのレベルは本当に、僕もこうやってNBAでプレイしていて、塁さんがいるレベルが違うなっていうふうに感じてます。でも、僕もああいったところでプレイしたいっていう気持ちは本当にあるので。また時間はかかるかもしれませんけど、本当に自分に正しく向き合って、同じコートでプレイができる日をひとつのモチベーションにして頑張りたいなと思います。
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「試合に出たらマッチアップな」って言われて(笑)。
──八村選手と試合前に記念撮影や挨拶をしたときは、どんな会話をしたんですか?
河村:「試合に出たらマッチアップな」って言われて(笑)。まあ、今、お互いの立場が違うのでなかなか難しいかなとは思ってたんですけど、本当に何があるかわからないのがこのバスケットなので。いつでも準備はしてました。
──今日のような試合だと、どういうところを一番見ていたんですか?
河村:ゲームの中でスコッティ(・ピッペンJr)が作るゲームメイクがどういった形なのかとか、そういうのは本当に学ぶべきものがいっぱいあるなと思っていたので。あとは純粋に八村塁選手のあのプレイは、いちファンとしてというか、すごい好きなプレイスタイルなので、それも本当に楽しみにしながら見てました。
──八村選手のプレイは、決められたら嬉しいけれど悔しいみたいな、少し複雑な思いで見ていたんですね。
河村:そうですね。すごい複雑ではありました。でもやっぱりグリズリーズが勝つことが何より大事なので、そこは心を鬼にして……という感じではありましたね。
グリズリーズは次戦、16日(現地15日)にアウェイでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦する。河村はGリーグのメンフィス・ハッスルと帯同することが発表されており、11月16日(現地15日)のオクラホマシティ・ブルー戦にてGリーグデビューを果たすと予想されている。
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