ファン・ソト、大谷翔平超えの15年7億6500万ドルでニューヨーク・メッツ入り

ニューヨーク・メッツが注目されたスーパースターとの歴史的な契約を締結し、オフシーズン突入以来話題だったフアン・ソト争奪戦に終止符が打たれた。

フアン・ソトはニューヨーク・ヤンキースを離れ、同じニューヨークを本拠地とするライバルチームに移籍することが正式に発表された。

米スポーツ専門ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン記者によると、メッツとソトは15年総額7億6500万ドル（1ドル150円換算で約1147億5000万円、以下同）の契約で12月8日に同意した。

「速報：フアン・ソトとニューヨーク・メッツが15年総額7億6500万ドルの契約で合意したと関係筋がESPNに伝えた。これはプロスポーツ史上最大の契約である」とパッサン記者はX（旧Twitter）に投稿した。

「関係者筋によると、フアン・ソトとニューヨーク・メッツの15年総額7億6500万ドルの契約には後払い条項はなく、総額が8億ドル（約1200億円）を超える可能性のあるエスカレーター条項が含まれている」

結果的に、メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏がヤンキース、ボストン・レッドソックス、トロント・ブルージェイズ、ロサンゼルス・ドジャースに競り勝ち、メッツ・ファンのためにソトを獲得した形となった。ソトは2025年以降、キャリアを終えるまでにクイーンズでプレーすることになりそうだ。

ソトはこれまで、4度のオールスター出場を果たし、5度のシルバースラッガー賞、首位打者に輝き、ワールドシリーズ優勝も経験している選手である。このソトとフランシスコ・リンドーアがメッツのラインナップに並ぶことになる。今回のソト獲得で、メッツはおそらくピート・アロンソを引き止めることはできなくなると思われるが、コーエン氏がオーナーを務めるメッツなら可能性はゼロではないかもしれない。

昨シーズン、ソトは自己最高の41本塁打を放ち、打率.288／出塁率.419／長打率.569をマークした。26歳のスター選手は、仲裁資格のある間に2度トレードされた後、大成功を収めてきた。長期契約を結んだ場所でキャリアを終えたいと常々述べてきたソトだが、今回の15年契約でその希望が叶う可能性は高いだろう。

メッツは2024年にナショナル・リーグ優勝にあと一歩のところまで迫った。ソト獲得はチームをワールドシリーズへ導くのに十分な補強となるのか？それとも、コーエン氏率いるメッツは引き続き補強を続けるのか？この先も注目される。