バックスがNBAカップ初制覇 ヤニスがトリプルダブルと圧巻のパフォーマンスで優勝へ導く

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

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日本時間12月18日(水)、ミルウォーキー・バックスとオクラホマシティ・サンダーによるエミレーツNBAカップ決勝がT-モバイル・アリーナ(ネバダ州ラスベガス)で行われ、バックスがサンダーに97-81で勝利し、NBAカップ初制覇を果たした。

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ヤニス・アデトクンボが36分33秒のプレイで、3ポイントショット試投なしのフィールドゴール19本中10本成功の26得点(フリースロー試投11本中6本成功)、19リバウンド、10アシストとトリプルダブルの大活躍を見せた。出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは+14だった。そのほか、3ブロック、2スティールをマークしている。

試合は51-50とバックス1点リードで前半を折り返すと、第3クォーター開始早々にデイミアン・リラードの2本の3ポイントショットなどでバックスが13-3のランを仕掛け、リードを二桁に広げる。第3Q終盤にもバックスが8連続得点を挙げ、77-64とバックスが13点リードで第3Qを終える。

第4Qに入っても、バックスの勢いは止まらず、ブルック・ロペスの2本連続を含む3本の3Pショット成功で、この試合最大となる20点リードをつける。さらに、バックスはサンダーの後半のフィールドゴール成功率を26.1%、後半わずか31点に抑える鉄壁のディフェンスを見せる。同2分43秒にはサンダーが主力をベンチへ下げ、その後ヤニスもベンチへ下がり、そのまま試合終了。バックスがサンダーに97-81と大勝を収め、NBAカップを制した。NBAカップMVPには文句なしでヤニス・アデトクンボが輝いた。

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バックスは、リラードが3Pショット5本成功を含む23得点、4リバウンド、4アシストをマーク。他にも、ブルック・ロペスが13得点、9リバウンド、ギャリー・トレントJr.がベンチからの出場で3Pショット3本を含む13得点を記録した。

一方のサンダーは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーが21得点を挙げるも、フィールドゴール24本中8本成功(成功率33.3%)のみとショットの精度に苦しんだ。他にも、ジェイレン・ウィリアムズが18得点、アイザイア・ハーテンシュタインが16得点、12リバウンドをマークするも、チーム全体で3Pショット成功率15.6%、フィールドゴール成功率33.7%とショットが入らなかった。

次戦、バックスは日本時間12月21日(土)午前9時30分からアウェイでクリーブランド・キャバリアーズ、サンダーは12月20日(金)午前9時00分からアウェイでオーランド・マジックとレギュラーシーズンで対戦する。

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佐藤瑞紀 Mizuki Sato

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京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。