【FAプロテクト予想】茂木栄五郎獲得のヤクルトのプロテクト選手を予想|プロ野球2024

玉川昇 Noboru Tamagawa

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Jiji Press

東京ヤクルトスワローズは、東北楽天ゴールデンイーグルスからFA権を行使した茂木栄五郎内野手を獲得した。茂木は推定年俸6000万円のBランクだと見られ、人的補償が発生する可能性がある。本記事では、ヤクルトが楽天に提出する28人のプロテクトリストを予想する。

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■投手は吉村貢司郎ら13人

投手では、先発の吉村貢司郎、小川泰弘、高橋奎二、奥川恭伸をプロテクト。いずれも実績があり、2025年の先発ローテーションを担う存在である。

中継ぎからは清水昇、木澤尚文、大西広樹、小澤怜史、田口麗斗、山本大貴の6人を選出。いずれもセットアッパーや守護神としての実績を持つ。

さらに、ベテランの石川雅規、ブルペン最年長の石山泰稚、2023年ドラフト2位の松本健吾を加えた。

【プロテクト】

石山泰稚、清水昇、奥川恭伸、石川雅規、木澤尚文、吉村貢司郎、松本健吾、小川泰弘、田口麗斗、山本大貴、大西広樹、小澤怜史、高橋奎二

捕手は中村悠平ら5人

捕手は中村悠平、松本直樹、内山壮真、古賀優大、鈴木叶の5人。楽天は支配下の捕手が5人。育成に2人いるもののドラフトでの指名はなかった。また、ここまで戦力外などからの補強もなく人数は少ない。そのため多めのプロテクトとした。

【プロテクト】

中村悠平、松本直樹、内山壮真、古賀優大、鈴木叶

内野手は村上宗隆ら6人

内野手では、レギュラーの村上宗隆、山田哲人、長岡秀樹の3人に加え、アジアウインターリーグで好成績を残した西村瑠伊斗、ユーティリティーの赤羽由紘、代打の切り札川端慎吾をプロテクトした。

【プロテクト】
赤羽由紘、山田哲人、川端慎吾、長岡秀樹、西村瑠伊斗、村上宗隆

外野手は塩見泰隆ら4人

外野手では、塩見泰隆、丸山和郁、並木秀尊、長距離砲候補の澤井廉をプロテクトした。

【プロテクト】
並木秀尊、丸山和郁 、塩見泰隆、澤井廉

リスト外の選手は?

プロテクトリスト作成の基準は実績や将来性など球団が重視することや、相手球団の選手事情によって異なる。

例えば、功労者であっても高額年俸や主力級の働きが期待できないベテランを外す選択もある。楽天は捕手の層が薄いため、捕手を多めにプロテクトするのが一般的だが、指名されるのは1人だけ。そのため、捕手枠を減らして他ポジションを優先する戦略も考えられる。

現時点では楽天は捕手が少ない一方で、内野手は二遊間を中心に選手が充実している。そのため、捕手を多めにプロテクトし、二遊間のレギュラー以外はリスト外とした。また、石川雅規、石山泰稚、川端慎吾らベテラン勢は流出による影響が大きいため、プロテクト対象とした。

【投手】
山下輝、原樹理、星知弥、山野太一、石原勇輝、高梨裕稔、金久保優斗、長谷川宙輝、坂本拓己、阪口皓亮、宮川哲、竹山日向、丸山翔大、矢崎拓也

【捕手】
中川拓真、橋本星哉

【内野手】
宮本丈、北村拓己、太田賢吾、北村恵吾、小森航大郎、武岡龍世、増田珠、伊藤琉偉

【外野手】
西川遥輝、濱田太貴、岩田幸宏

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プロ野球、MLB、国際試合とまんべんなく観戦している野球ライター。12球団の本拠地は制覇済み。一方でMLB30球団は5球団のみ。残り25球団を回り30球場を制覇することが人生の目標。