誰もがその行方を注視していたロサンゼルス・ドジャースとテオスカー・ヘルナンデスの契約がついに合意に至った。
ドジャースでの1年目となった2024年、素晴らしい活躍を見せたヘルナンデスがチームを離れたくないのは明らかだった。オールスターゲーム出場を果たし、ホームランダービーに優勝し、シルバースラッガー賞も受賞した。そして何より、自身初となるワールドシリーズのリングを掴んだのだから当然だろう。
ドジャースも再契約を望んでいたが、フリーエージェント市場が開けても当初は何も形にならなかった。しかも、ドジャースはその間に別の外野手、マイケル・コンフォルトと1年契約を結んでいた。
一方、ボストン・レッドソックスやトロント・ブルージェイズといった強打者を必要とするチームがヘルナンデス獲得に乗り出していた。
先週、ヘルナンデスの希望年俸が2,200万ドル(1ドル157円換算で約34億5400万円、以下同)から2,400万ドル(約37億6800万円)の3年契約であることが報道された。2024年の契約が2,300万ドル(約36億1100万円)だったことを考えると妥当な金額のように思えるが、ドジャースがその契約に飛びつくことはなかった。
だが、ドジャースは最終的にヘルナンデスの希望を受け入れた。
現地12月27日(金)、ヘルナンデスとドジャースは3年総額6600万ドル(約103億6200万円)に1500万ドル(約23億5500万円)の選手側オプションとなる4年目を加えた契約で合意した。またヘルナンデスには2300万ドル(約36億1100万円)の契約ボーナスが支払われ、2300万ドル(約36億1100万円)強が後払いとなっている。
ドミニカの記者、ヤンセン・プホルス記者が契約締結を最初に報じ、米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が合意内容について確認した。
2024年、ヘルナンデスは打率.272/出塁率.339/長打率.501、キャリアハイの33本塁打、99打点を記録した。 ドジャースが誇る3人のMVPトリオの後ろを打つ理想的なクリーンナップヒッターであり、彼にとっても気持ちよくプレーできる場所に残ることができた。
ヘルナンデス抜きでもドジャースが来季のワールドシリーズ制覇の有力候補であったことは間違いない。彼が戻ってきた今、その可能性はさらに高まった。
原文:Full contract details: Dodgers reunite with fan-favorite slugger Teoscar Hernández
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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