帝王ゴロフキン、復活の4回KO勝ち
帝王ゲンナジー・ゴロフキンにとって、2018年9月に宿敵カネロ・アルバレスとの再戦に2-0の判定負けでプロ初黒星を喫して以来の再起戦だった。
相手は無名ながら、19戦無敗のIBF世界同級8位スティーブ・ロールズ(カナダ)。試合はゴロフキン本来のミドル級よりひとつ上のスーパーミドル級にあたる164ポンド(約74・3キロ)契約で行われた。
ちょうど前週、このマジソン・スクエア・ガーデンで3団体統一ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(イギリス)が、無名のメキシコ系アメリカ人ファイター、アンディ・ルイスJr.に7回TKO負けを喫し、世界が震える時間が起きた。ボクシング史上最大ともいわれる大番狂わせ(Up Set)が起きた同じ会場ということで、言うまでもなく、場内には奇妙な空気が漂っていた。
だが、ゴロフキンは負けなかった。2回にロールズの左がゴロフキンの顔面を捉えたとき、会場が大きくどよめいたが、そこまでだった。ゴロフキンは4回から攻勢を強め、ロールズのお留守になった顔面に左フックを叩き込んだ。KOが決まった瞬間もゴロフキンはさも当然とばかりの表情を浮かべていた。
.@GGGBoxing DROPPED Him 😱#GGGRolls pic.twitter.com/JL1AK20GVE
— DAZN USA (@DAZN_USA) 2019年6月9日
終わってみれば貫禄勝利で、37歳のファイターとしての円熟味も見せた。何より、今のゴロフキンはカネロ戦に到達するまで、負けることが許されないのだ。
通算戦績を39勝(35KO)1敗1分けとしたゴロフキンは、試合後のインタビューで「まるで新しい赤ん坊になった気分だ」と無邪気に笑い、カネロとの3度目の対決を改めて表明した。噂通り、9月に実現するのかまだ不透明だが、ゴロフキンがハードルをひとつ乗り越えた。
Canelo “responds” to GGG 👀#WatchOnDAZN pic.twitter.com/diqKAYCUs3
— DAZN USA (@DAZN_USA) 2019年6月9日
試合後、DAZN USAのInstagramアカウント上の投稿(ゴロフキンからの対戦要求)に、カネロから反応があった。これがどういった意味かはともかく、カネロ自身もキャリア最大のライバルであるゴロフキンに注目していることは確かなようだ。
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「※」は提携サイト『Goal』の記事です