クレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフの見どころ・勝敗予想・オッズ丨5.4 RIZIN男祭り

井熊知也 Tomoya Ikuma

クレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフの見どころ・勝敗予想・オッズ丨5.4 RIZIN男祭り image

RIZIN FF

5月4日(日)、東京ドームで開催される『RIZIN男祭り』でフェザー級タイトルマッチとして王者クレベル・コイケが、無敗の挑戦者ラジャブアリ・シェイドゥラエフを迎え撃つ。本記事では、この注目の一戦における見どころや勝敗予想、オッズ、戦績について詳しく紹介する。

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当日の中継は動画配信サービス『U-NEXT(ユーネクスト)』と『ABEMA(アベマ)』などでPPVライブ配信される予定だ。

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👀クレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフの見どころ・戦績比較

混沌とするRIZINフェザー級戦線において、海外勢同士による至高のタイトルマッチが実現する。王者クレベル・コイケは前戦で鈴木千裕を判定で下し、王座を奪還。現在3連勝中と、再び勢いに乗り始めている。

しかし、その初防衛戦の相手は、あまりにも危険すぎる挑戦者だ。

その挑戦者こそ、群雄割拠する同階級で武田光司、フアン・アーチュレッタ、久保優太といった名だたる強豪を次々と撃破し、「いつUFCに移籍してもおかしくない」と称されるほどの実力者、ラジャブアリ・シェイドゥラエフである。世界のMMAシーンを席巻する中央アジア勢の中でも、キルギス共和国出身のシェイドゥラエフは標高5,000mという過酷な高地を練習拠点としており、常人をはるかに上回る身体能力を誇るファイターだ。

前戦では、元王者の斎藤裕をKOした久保優太を、残酷なまでのパウンドで圧倒し会場を騒然とさせた。そのあまりの強さから、「すぐにでもUFCに移籍するのではないか」との憶測も飛び交っていたが、今回RIZIN4戦目にして早くもタイトル挑戦の機会を手にした。

階級こそ異なるが、10年かけてRIZIN初のタイトルマッチにたどり着いた元谷友貴と比較すれば、そのスピード出世ぶりがいかに異例であるかが際立つ。まさにこれは、RIZINフェザー級の頂上決戦と呼ぶにふさわしい一戦だ。

📝戦績・プロフィール比較表

クレベル・コイケ名前ジャブアリ・シェイドゥラエフ
柔術界の鬼神ニックネームキルギスの犬鷲
35歳年齢24歳
ブラジル出身地キルギス
178cm身長170cm
183cmリーチ174cm
42戦33勝7敗戦績

13戦13勝0敗

2KO/29サブミッションKO勝ち/一本勝ち5KO/8サブミッション
約93.9%フィニッシュ率100%
約78%勝率100%
オーソドックススタイルオーソドックス
・Rebel FCフェザー級グランプリ優勝
・Rebel FCフェザー級王座
・第3代KSWフェザー級王座
・第3代RIZINフェザー級王座
・第6代RIZINフェザー級王座
獲得タイトル・GAMMAフェザー級王座(アマチュア)


🧐クレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフの勝敗予想・オッズ

気になるフェザー級タイトルマッチの勝敗予想とオッズだが、SNS上ではラジャブアリ・シェイドゥラエフの勝利を予想する声が多く見られる。やはり、前戦で久保優太を圧倒したパフォーマンスが、多くのファンの印象に強く残っているのだろう。

✔ 極めの鬼神 vs 完全無欠の犬鷲

両者ともグラウンドを得意とするファイターではあるが、打撃戦の展開になった場合は、シェイドゥラエフに分がある印象だ。加えて、フィジカル面でもシェイドゥラエフが優位に立つだろう。一方で、極めの鋭さではクレベル・コイケが群を抜いた技術を誇る。とはいえ、シェイドゥラエフもそのパワーでポジションを制し、一本を狙う展開は十分に考えられる。

しかし、クレベルはこれまでの43戦で一本負けはわずか1回のみ。それも2009年、キャリア初期の7戦目で喫したものであり、それ以降は一度も極められていない。また、KO負けも一度もなく、その堅牢さは特筆に値する。この実績を踏まえると、シェイドゥラエフが一本をクレベルから奪う展開はやや想像しにくい。

✔ 勝負の土俵はグラウンドかスタンドか

そうなると、グラウンドの攻防となった場合、クレベルの得意とする三角絞めなどによる一本勝ちの可能性が高まるだろう。一方で、シェイドゥラエフがスタンドに徹すれば、クレベルが打撃で後手に回り、過去のピットブル戦のような判定負けを喫する展開も十分に考えられる。

ただし、無敗の“怖いもの知らず”であるシェイドゥラエフが、あえてグラウンドでの勝負に出た場合はリスクが大きいのではないだろうか。個人的には、シェイドゥラエフはスタンドはもちろん、グラウンドでも積極的に仕掛けていくと予想しており、それが結果的にクレベルの術中にはまると見る。最終的には、クレベルが得意の三角絞めの一本で勝利し、初防衛に成功するのではないかと予想する。

📍クレベル・コイケvsラジャブアリ・シェイドゥラエフの本誌予想:三角絞めによるクレベルの一本勝ち!


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井熊知也 Tomoya Ikuma

スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。