吉井理人監督のもと、2年連続のAクラス入りを決めた千葉ロッテマリーンズ。来季は2005年以来のパ・リーグ優勝を目指すシーズンとなる。本記事では10月24日に行われるプロ野球ドラフト会議での、ロッテの指名を予想する。
■千葉ロッテマリーンズの1位指名予想
ロッテの1位は宗山塁（明治大）と予想する。今季のロッテは遊撃手だった藤岡裕大を二塁へ、二塁手だった中村奨吾を三塁手へコンバート。空いた遊撃には友杉篤輝が入る布陣となった。二塁は藤岡に加えて小川龍成も台頭したが、いずれの選手も打撃面で振るわなかった。
現状でも一定の布陣にはなるが、遊撃を攻守でストロングポイントと化すためにも、10年に1人の逸材の呼び声高い宗山を獲得したい。宗山は大学1年春からレギュラーを掴み、リーグ戦通算114安打、10本塁打を放った打撃もさることながら、現時点でプロでも上位と言われる守備力が武器だ（※打撃成績は10月20日時点）。
宗山を獲得できればレギュラー候補としてはもちろん、競争が激化することによる相乗効果も期待できる。
■千葉ロッテマリーンズのその他の指名予想
1位で宗山の指名に成功した場合、2位以下では近い将来に先発ローテーション入りが期待できる投手と、中長期的にチームの核となれる野手を指名していきたい。
ロッテの投手を見ると、小島和哉、種市篤暉の左右の二枚看板に、メルセデス、西野勇士が奮闘。令和の怪物・佐々木朗希も自身初の二桁勝利を記録した。田中晴也や中森俊介といった若手右腕も輝きを放ったが、佐々木のメジャー移籍の可能性や、今季途中に加入したカイケルの去就が不透明なことを考えると、準備は必須だ。
竹田祐（三菱重工West）、岩崎峻典（東洋大）、寺西成騎（日本体育大）といった右腕を指名できれば、1年目、もしくは2~3年でのローテ入りが期待できる。高卒投手なら小船翼（知徳高）、清水大暉（前橋商）、狩生聖真（佐伯鶴城）といった将来性抜群の大型右腕が揃っており、田中に続く若手として指名しても面白い。
さらに左腕に目を向けると、支配下で一番若いのが26歳の高野脩汰、鈴木昭汰であることから、ここも補強しておきたい。吉田聖弥（西濃運輸）や佐藤柳之介（富士大）、伊原陵人（NTT西日本）あたりを指名できれば早い段階から戦力となってくれるだろう。
野手を見ると打力、特に長打力ではソト、ポランコ頼みとなっていることから、長打力でチームに得点力をもたらせる選手を指名したい。高卒なら木製バットを使って高校通算64本塁打を放った宇野真仁朗（早稲田実業高）、大卒であれば1年春から活躍を見せる佐々木泰（青山学院大）といった右投げ右打ちの内野手を指名したい。
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