セ・リーグ新人王争い、主な候補者の成績は? |プロ野球2024

玉川昇 Noboru Tamagawa

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プロ野球も終盤戦に入った。盛り上がっているのは優勝、そしてクライマックスシリーズ出場争いだけではない。新人王(最優秀新人)の行方も注目を集めている。ここではセ・リーグにおける主な新人王候補者の成績を紹介する。※10月6日時点

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■主な新人王候補者成績

選手名球団守備成績
黒原拓未広島投手53試合 4勝3敗3H、防御率2.11
船迫大雅巨人投手51試合 4勝0敗22H、防御率2.37
田中幹也中日内野112試合 打率.224、2本、23打点、5盗塁
泉口友汰巨人内野66試合 打率.201、1本、9打点、1盗塁
度会隆輝DeNA外野75試合 打率.255、3本、24打点、2盗塁
岩田幸宏ヤクルト外野80試合 打率.221、1本、7打点、10盗塁

セ・リーグの新人王争いを見ると、絶対的な大本命は不在となっている。まず投手を見ると規定投球回に到達しそうな選手は不在。シーズンを通し勝ちパターンとして起用されている選手もいない。

そのなかで大卒3年目の黒原拓未(広島)と社会人出身2年目の船迫大雅(巨人)がともに50試合登板に届きそう。防御率も安定している。

野手では大卒2年目の田中幹也(中日)が好守備を多く見せ存在感を示しているものの打率が2割前半と打撃面で苦しんでいる。開幕から期待されていたドラフト1位ルーキーの度会隆輝も突き抜けるほどの成績は残せていない。

その他では大卒社会人出身のルーキー泉口友汰(巨人)や育成ドラフトから這い上がってきた3年目の岩田幸宏も多くの出場機会を得ている。しかし抜きん出てはおらず、セ・リーグの新人王争いは混迷を極めそうだ。

■新人王資格とは?

新人王の資格を有するのは、昨年のドラフト会議で指名された文字通りの新人だけではない。2年目以降でも資格を有する選手は存在する。

新人王の資格は下記の通り

  • 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
  • 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
  • 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内
  • 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内

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玉川昇 Noboru Tamagawa

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プロ野球、MLB、国際試合とまんべんなく観戦している野球ライター。12球団の本拠地は制覇済み。一方でMLB30球団は5球団のみ。残り25球団を回り30球場を制覇することが人生の目標。