ロサンゼルス・ドジャースは2024年、ワールドシリーズを優勝を成し遂げたが、2025年シーズンに向けて主力選手全員を引き留めておくことは難しそうだ。その一つとして、米ニュースサイト『MassLive』によれば、ドジャース・ファンに愛されるスラッガーのヤンキース移籍の可能性が報道されている。
テオスカー・ヘルナンデスは今オフにFA市場でもトップクラスの選手の一人だが、ドジャースに残留する保証はない。すでに複数のチームがヘルナンデス獲得に関心を示しているニュースが報じられているが、『MassLive.com』のクリス・コティロ記者によると、ニューヨーク・ヤンキースも強い関心を示している。
ヘルナンデスは、ソト獲得競争で敗れたチームによっての次善策としてのターゲットとなるだろう。コティロ氏は、ソトの契約が結ばれたら、今度はヘルナンデス争奪戦が始まるはずだと指摘した。ヘルナンデスはすでにドジャースに残りたいという希望を表明しているが、そのためにはドジャースは複数のチームとの競合を制する必要がある。
ヘルナンデス選手はワールドシリーズ後、記者たちにドジャースが第一希望だが自分に決定権はないと語っていた。
「FA市場でも自分の第一希望はドジャースだ。残留するためにできることは何でもするつもりだ。自分で決められるものではないが、もし可能ならドジャースを選ぶだろう」
ヘルナンデス選手は2024年、ドジャースでキャリア最高の年を過ごし、自身2度目となるオールスター戦出場を果たした。154試合で33本塁打、99打点という成績を残したヘルナンデスは、ドジャースのワールドシリーズ制覇に欠かせない存在であった。
ソトがチームを去ることになれば、ヤンキースはヘルナンデスを「絶対に獲得すべき選手」と見なすだろう。彼は毎日プレーできる上、強力な長打力をチームにもたらすことができる。しかし、ロサンゼルスに残りたいという強い希望があるヘルナンデスは、他のチームよりは若干低い提示額あったとしてもドジャースと契約するかもしれない。
原文:Dodgers in danger of losing beloved slugger to Yankees after Juan Soto signs
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。