サンズがマイク・ブーデンホルザーHCの解任を発表 4シーズンで4人目の指揮官招へいへ

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坂東実藍 Miran Bando

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フェニックス・サンズは4月14日(日本時間15日)、マイク・ブーデンホルザー・ヘッドコーチを解任したことを発表した。オフシーズンに新指揮官を探す。

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サンズは声明で「最高レベルで競うことが我々の目標であることは変わりません。そして我々は今季、期待に見合うことができませんでした。我々のファンはもっと良いものに値します。変化が必要です」と発表している。

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これでサンズはここ4シーズンで4回目の指揮官探しとなる。チームはレギュラーシーズン最後の10試合で9敗し、プレイイン・トーナメントに出場できず。ポストシーズンを逃していた。

55歳のブーデンホルザーHCは5月、やはり1年で退陣となったフランク・ボーゲル前HCの後任としてサンズの指揮官に就任した。2021年にミルウォーキー・バックスでNBA優勝を飾ったブーデンホルザーは、NBAファイナルでサンズを第6戦で下している。

サンズにも優勝をもたらすことを期待されたブーデンホルザーだが、チームは2024-2025シーズンを通じてケガや不安定さに苦しみ、36勝46敗という成績にとどまった。

開幕から8勝1敗と好発進し、楽観もされたサンズだが、ケビン・デュラントがふくらはぎの痛みでダウンし、チームは失速。数週間後にデュラントが復帰してからも、序盤戦の勢いを取り戻すことはできなかった。

デュラントとデビン・ブッカーはシーズンの大半で比較的健康だったが、ブラッドリー・ビールは継続的にケガの問題を抱え、6年連続でレギュラーシーズン欠場20試合超となった。

サンズはトレードデッドライン(トレード期限)で再編成を試みたが、ビールのトレード拒否条項やサラリーキャップの状況から、大きな動きに出ることが難しかった。

3シーズン連続で不本意な出来となったサンズにとって、ブーデンホルザーの退陣は大きなロスターの変更を意味することになるかもしれない。オーナーのマット・イシュビアは資金力と勝利への意欲を持つが、2023年2月のサンズ買収以降、彼が打った手はほとんどが裏目に出ている。

ブーデンホルザーは2013年から2018年まで11シーズンにわたってアトランタ・ホークスを率い、520勝363敗という成績を記録。その後バックスを経て、2023-2024シーズンは指揮をとっていなかった。

原文:Suns part ways with coach Mike Budenholzer after 1 season(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。