ムーキー・ベッツが今夏のオールスターゲームに向けて決断を下す

石山修二 Shuji Ishiyama

Peter Chawaga

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ロサンゼルス・ドジャースは、昨年のワールドシリーズ制覇の後もオールスター級の選手たちを補強した。しかし、チームで最も長く活躍してきたオールスター選手は、すでに今夏のオールスターゲームへ向けたある決断を下した。

過去9シーズン中8シーズンでオールスター選出を果たし、その期間中に6度のゴールドグラブ賞、7度のシルバースラッガー賞、そしてMVPを受賞してきたムーキー・ベッツは、数多くの栄誉をそのトロフィーケースに飾ってきた。

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しかし2023年のホームランダービーに参加した後、このトロフィーはベッツでも手に入れられないことを痛感したようだ。

その大会でベッツは11本塁打を記録したが1回戦で敗退した。11本は出場選手中最少の数字だった。そしてそのパフォーマンス後、彼はこの競技にはもう出場しないと決めたようだ

「ホームランダービーにまた参加したいか、 答えはノーだ。絶対にやらない」とベッツは自身のポッドキャスト「On Base」の最新エピソードで語った。

「一度だけ参加したけど…本当に悪いアイデアだった」

ベッツは素晴らしい打撃力のある選手だが、パワーヒッターというよりもそのコンタクト能力で評価されている。12シーズンのキャリアで、打率.293/出塁率.372/長打率.521の成績を残したが、2024年のホームラン数は19本にとどまった。

ほぼすべてのスタッツで驚異的な打者としての力を示すベッツではあるもの、長打力については過去にホームランダービーを制したヴラディミール・ゲレーロJr.やピート・アロンソのような選手たちと肩を並べるかどうかは疑問視されるかもしれない。

ポッドキャストの中で、ベッツは最大限の努力をしないとスタンドに届くボールを打ち上げることができない、ホームランダービーの間、全てのスイングでその力を出し続けることは無理だと指摘した。

「95%の力でスイングしないとフェンスを越えられない。(バッティング練習では)ホームランを打たないものだよ」

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原文:Dodgers Mookie Betts makes Home Run Derby decision
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Peter Chawaga

Peter Chawaga is a veteran journalist covering Major League Baseball for The Sporting News. His MLB reporting has included feature interviews with commissioner Rob Manfred and Hall of Fame slugger David Ortiz, salary analysis, player rankings and more. He has covered baseball for Forbes, Yardbarker, Pitcher List, Athlon and other outlets.

With over ten years of newsroom experience, he has previously covered finance, technology, arts, and culture for newspapers, magazines, and websites nationwide. He graduated from Wake Forest University with a degree in English and journalism.