横浜DeNAベイスターズのドラフト指名選手予想|プロ野球2024

森育海(Ikumi Mori)

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横浜DeNAベイスターズはシーズン終盤に順位を上げ、3年連続のAクラス入りを決めた。来シーズンこそは1998年以来の優勝を果たしたい。本記事では10月24日に行われるプロ野球ドラフト会議での、DeNAの指名を予想する。

■横浜DeNAベイスターズの1位指名予想

DeNAのドラフト1位は、中村優斗(愛知工業大)と予想する。DeNAは今季、リーグトップのチーム打率.256、522得点、同2位の101本塁打を記録。しかし優勝に手が届かなかったのは、同5位の防御率3.07、503失点に、同最多の96失策とディフェンス面に課題があるからだ。

先発投手はエースの東克樹をはじめ、来日1年目のケイとジャクソンの両外国人が好投しているものの、後に続く投手が少ない。中継ぎでは守護神の森原康平以外はシーズンを通して安定した投球ができず、台頭した若手投手も故障離脱が多い状況だ。

中村は最速159キロを誇り、リーグ戦300奪三振を記録するなど、奪三振能力の高い右腕だ。金丸夢斗(関西大)という即戦力左腕もいるが、将来的に守護神としても考えられる右腕の中村と予想する。

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■横浜DeNAベイスターズのその他の予想指名選手

続いてDeNAの補強ポイントとなってくるのが宮﨑敏郎の後釜になる三塁手と、遊撃手だ。長年主力として活躍する宮﨑も、フル出場は難しく、試合終盤に交代することが多い。宮﨑が元気なうちに後釜を準備しておかなければならない。

そこで推したいのが佐々木泰(青山学院大)だ。県岐阜商で高校通算41本塁打、青学大でも1年春から主軸として通算12本塁打を放つなど、パンチ力のある右の三塁手は、右投げ左打ちの巧打タイプが多いチームの補強ポイントに合致する。

DeNAで最も選手を固定できなかったのが遊撃手だ。本格化が期待された森敬斗は攻守で成長は見せたものの、安定感を欠いた。京田陽太、林琢真、石上泰輝、大和らも健闘を見せたが、レギュラー定着はならず。

今年のドラフトでは宗山塁(明治大)というスター候補がいるが、1位競合必死であることや、森という年齢も近く同じ右投げ左打ちのドラフト1位選手がいることから指名はしづらい。即戦力であれば、2位以降で山縣秀(早稲田大)、将来性を見るのであれば森駿太(桐光学園)が候補になる。可能性は低いが、もしも2位で残っていれば、石塚裕惺(花咲徳栄)も将来性抜群の選手だ。

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森育海(Ikumi Mori)

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フリーランスのライター、エディター。子供の頃から野球が好きで、プロ野球、高校野球、大学野球など幅広く応援・観戦。学生時代には新聞社のアルバイトで高校野球の紙面作りに携わる。大学卒業後は一般企業を経て、スポーツメディア業界に転職、独立。