ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズは、誰に対しても、どんなことにも引くことのない、リーグで最も大胆な選手のひとりだ。トラッシュトークも彼の一部である。だが、昨季のNBAプレイオフでは、眠れる巨人を目覚めさせるとどうなるかを学んだようだ。
スリリングなウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦を制した興奮の中、エドワーズはカンファレンス・ファイナルに向け、ダラス・マーベリックスのカイリー・アービングを挑発した。
だが、最後に笑ったのはアービングとマーベリックスだった。2024-2025シーズンのレギュラーシーズンでも、ウルブズとマーベリックスは3回対戦する。
ここでは、エドワーズがアービングに何を言い、なぜそれを悔いているかをまとめる。
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アンソニー・エドワーズはカイリー・アービングについて何を言ったのか?
デンバー・ナゲッツとの西地区準決勝を制した際、エドワーズはマーベリックスとの対戦について質問され、アービングとのマッチアップを楽しみにしていると話した。
エドワーズは『TNT』の『Inside the NBA』に「面白くなるだろう。僕はカイリーとのマッチアップだろうね。だから、面白くなるだろう」と述べている。
「彼を相手に僕に何ができるかを見てみよう」
"My matchup gonna be Kyrie, so that's going to be fun. We gonna see what I can do vs him."pic.twitter.com/QfR6ZHqraH https://t.co/H9SqL6CKKC
— Ballislife.com (@Ballislife) May 22, 2024
そして3日後、ミネソタで行われた西地区決勝第1戦、アービングは前半だけでフィールドゴール14本中11本成功の24得点をマーク。30得点、5リバウンド、4アシストと活躍した。
試合後、アービングは『Inside the NBA』で、エドワーズの言葉をモチベーションにしたと話している。
アービングは「家で見ていて、敬意の表れだと思った。そしてどういう試合になるか分かったんだ」と述べた。
「家で家族といて、第7戦を見ていたら、アント(エドワーズ)が出てきて、『カイリーとやる』と言ったんだ。恐れ知らずのメンタリティーだよ。だからみんなアントが大好きなんだ」
そしてカンファレンス・ファイナルでアービングはシリーズ平均27.0得点、4.6アシスト、3.6リバウンドを記録。マーベリックスは第5戦でウルブズを下し、NBAファイナルに駒を進めた。
それから数か月が経ち、エドワーズは『Netflix』の『Starting 5』に出演。その中で、エドワーズが発言を悔やんでいるのが分かった。
第1戦の前半終盤、エドワーズはオールディフェンシブチーム選出のジェイデン・マクダニエルズにアービングを守るように頼んだことが音声に残っている。だが、前述の数字が示すように、それは時すでに遅しだった。
エドワーズはNetflixで「カイリーを放っておくべきだった」と話している。
「第7戦で逆転勝利して、疲れきった直後にああやって言ったんだ。過去に戻って撤回したいね」
Anthony Edwards during Game 1 of the WCF + looking back on the series:
— MFFL NATION (@NationMffl) October 9, 2024
“Jaden [McDaniels] you got Kyrie, I’m tired… I should’ve left Kyrie alone by saying that… I wish I can go back and take that back.”
(via ‘Starting 5’ @netflix, h/t @kyriecenterig)
pic.twitter.com/vymeWApZlu
ただ、エドワーズはNBAでの5年目となる今季も、マーベリックス、そしてほかのチームとの対戦中にまたトラッシュトークを繰り広げるはずだ。
原文:What did Anthony Edwards say about Kyrie Irving? Why Timberwolves star regrets calling out Mavericks star(抄訳)
翻訳:坂東実藍