井上尚弥vsキム・イェジュン|見どころ・試合結果予想は?|1.24 スーパーバンタム級4団体統一王座戦

井熊知也 Tomoya Ikuma

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時事通信

1月24日(金)、有明アリーナでスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥とWBO同級11位のキム・イェジョン(イェジュン)による注目のタイトルマッチが行われる。本記事では、サム・グッドマンの負傷棄権で急遽決まった日韓対決の見どころと試合結果の予想についてまとめる。

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この試合の中継は同日、『Lemino(レミノ)で独占ライブ配信される。(※)

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🥊井上尚弥vsキム・イェジョンの試合背景:2週間前に相手がリザーブ選手に変更!?

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2025年1月24日(金)、東京・有明アリーナで開催されるWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、井上尚弥に挑む予定だったIBF・WBO世界ランク1位のサム・グッドマン(オーストラリア)が、試合2週間前にスパーリング中の負傷により棄権することになった。

この試合は本来、2024年12月24日に行われる予定だったが、その10日前、グッドマンが左目上を負傷したため1か月延期となっていた。しかし、年が明けて再び同じ部位を傷めたことで両陣営が試合実施を断念。2度の負傷による異例の試合中止となった。

同日には代わりにリザーブ選手として準備されていた韓国のキム・イェジョンが挑戦者としてリングに立つことが決定した。井上と戦うという知らせを受けたキムは、2月24日に那須川天心戦を控えるジェイソン・モロニーのスパーリングパートナーとしてオーストラリアで合宿中だったという。

2012年にプロデビューを果たし、通算25戦で21勝(13KO)2敗2分という安定した実績のキムは、カウンターを得意とし、日本人選手との対戦ではこれまで7戦全勝、うち6戦をKOで制しており、“トラブルメーカー”の異名を持つ。

直近の試合では2024年5月にラケシュ・ロハブを5RTKOで下し、WBOオリエンタル・スーパーバンタム級王座を獲得している。一部ではフロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオをあわせたようなスタイルだとして『パッキウェザー』とも呼ばれているが、モロニーによるとどちらにも似ていないものの、フィジカルの強さとパンチ力を評価している。

好戦的なスタイルを武器に、今回降って湧いたキャリア最大の挑戦となる井上尚弥戦で「超大番狂わせ」を狙うキムがどのような戦いを見せるのか。「消化試合」の前評判を吹き飛ばすファイトが期待される。

一方、日本人アスリートとして初めてサウジアラビア総合娯楽庁が主導する『リヤド・シーズン』との大型契約を果たし、海外再進出を視野に入れる井上にとって、今回の戦いは単なる勝利だけでなく、その勝ち方にも注目が集まるだろう。


🤔井上尚弥vsキム・イェジュンの試合結果予想

🥊試合展開

急遽リザーバーとして出場が決まったキム・イェジョンだが、そのキャリアや映像などの情報は限られており、どのような戦術を展開するかについては未知数な部分が多い。

それでも、試合展開としては井上尚弥が有利に進めることが予想される。しかし、キムにとってこの試合は一世一代のチャンスだ。急遽の出場決定ではあるが、韓国ボクシング界にとっては久々の世界挑戦であり、長らく世界王者不在という失地回復の宿願と期待がかかっている。

それゆえに消極的な姿勢で臨む可能性は極めて低いだろう。番狂わせを狙ったアグレッシブな戦いを展開すると予想される。井上を相手に守りの姿勢では勝機を掴むことができない以上、攻撃的な戦術でチャンスを狙うことがキムにとって唯一の道となる。

しかし、井上にその戦術が通じるかとなると話は別だ。キムのカウンターや突進的な攻撃が井上に当たる場面をイメージするのは難しく、結果として、キムの攻撃が空転するシーンが多くなる可能性が高い。

総じて、キムが挑戦者として勇敢に戦いを挑むことが予想されるが、井上がその攻撃を封じ込め、逆に自らのペースに持ち込む展開が予想される。井上のスピード、パワー、技術が格の違いを見せつける形で試合が進む可能性が高く、キムがどれだけ善戦できるかが試合の鍵となるだろう。

💡勝敗予想・オッズ

井上尚弥が自らの持ち味を発揮し、中盤までに試合を終わらせるだろう。キム・イェジョンがどれだけ果敢に挑戦しようとも、井上のスピード、パワー、技術の前では手立てが見つからない可能性が高い。

試合は5~7Rで、井上がボディブローまたはカウンターでのKO勝利を飾る形で幕を下ろすと予想する。この勝利により、井上は再びその無敵ぶりを世界に示し、スーパーバンタム級統一王者としての地位をさらに盤石なものにするだろう。

井上尚弥vsキム・イェジュンの結果は…井上尚弥の6ラウンド、KO勝利!

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※上記のコンテンツ配信情報は2025年1月22日時点のものとなり、番組の配信が終了、または見放題が終了している可能性がある。最新配信状況はLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
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井熊知也 Tomoya Ikuma

スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。