【有馬記念2024注目馬】ジャスティンパレス:強靭なスタミナを武器に昨年4着のリベンジなるか

一野洋 Hiroshi Ichino

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今年の有馬記念(G1/芝2500m)は、フルゲート16頭で争われる。1年の総決算ともいえる特別なレースは、競馬ファンのみならず国民の多くが熱狂させられる。ここでは、有馬記念に出走予定の注目馬を紹介したい。

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ジャスティンパレスは、父ディープインパクト、母パレスルーマー(母父ロイヤルアンセム)という血統を持つ。ディープインパクト産駒らしいスピードと切れ味に加え、母系から受け継いだタフさが特徴だ。母パレスルーマーはアメリカで活躍した牝馬で、タフなレースでも力を発揮する特性を持っており、それがジャスティンパレスのパフォーマンスにも反映されている。

2023年シーズンにおいて、ジャスティンパレスはG1での活躍が光った。春の天皇賞を制した後、宝塚記念でも3着に入ると、天皇賞・秋でも2着。中長距離戦線で安定した成績を残した。特に春の天皇賞では最後の直線で鋭い末脚を披露し、ライバルを一蹴。そのパフォーマンスからも、持久力と瞬発力を兼ね備えた馬であることが証明された。

ジャスティンパレスにとって有馬記念は、2024年の総決算となる重要なレースだ。中山芝2500mというタフなコースは、この馬のスタミナと粘り強さを発揮するのに絶好の舞台といえる。父ディープインパクトもかつて有馬記念で輝かしい成績を収めており、その血統的な相性もプラス要素だ。

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ジャスティンパレスの最大の武器は、ラストスパートで見せる鋭い伸びと、消耗戦にも耐えうるタフさだ。騎手はその特性を活かし、後方待機から終盤で一気に勝負をかける展開を狙うと予想される。

2024年の有馬記念はハイレベルなメンバーが揃っており、混戦が予想されるが、ジャスティンパレスの安定感とパフォーマンスは他の有力馬を上回る可能性を秘めている。昨年は1番人気の支持を受けながら4着に終わったが、今年はそのリベンジを果たせるか。

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一野洋 Hiroshi Ichino

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青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。