メジャーリーグのストーブリーグがついに動き始めた。
今オフのフリーエージェント市場で先発投手の中ではトップ級の評価を集めるサウスポー、ブレイク・スネル（サンフランシスコ・ジャイアンツ）が5年1億8200万ドル（1ドル152円換算で約276億6400万円）でロサンゼルス・ドジャースと契約合意した。
MLB.comのマーク・フェインサンド記者によれば、スネル獲得にはニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックス、ボルティモア・オリオールズも、も動いていた。
ヤンキースを5試合で下し、すでにワールドシリーズを制覇を果たしたにもかかわらず、ドジャースはまだまだ戦力補強が必要であるかのにこのオフも全力を尽くしている。
サイ・ヤング賞に2度輝いた受賞したスネルは、2024年の契約締結が遅れたため、今季はサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーした。調子を取り戻すまでに少し時間がかかったが、7月3日からレギュラーシーズン終了までの間は、80.1イニングを投げて防御率1.23とMLBでベストの数字を残す圧倒的なパフォーマンスを見せた。
ヤンキースのローテーションには現在もゲリット・コールがおり、少なくともあと4年は契約が残っている。他にも、カルロス・ロドン、ルイス・ギル、クラーク・シュミット、ネスター・コルテス、マーカス・ストローマンといった投手たちが来季もチームに残留する予定ではある。それでも、コール以外に安定感のある先発投手が求められるところで。スネルのようなトップクラスの先発投手を獲得する余地はある。
今はスーパースターのフアン・ソトとの再契約が最優先ではあるはずだが、フリーエージェントでのビッグネーム獲得も検討しているようだ。
原文：Yankees tried to sign $182 million free-agent ace before joining Dodgers
翻訳・編集：石山修二（スポーティングニュース日本版編集部）
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