角田裕毅がF1アブダビテストでレッドブルRB20をドライブすることが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーによって確認された。
このチャンスは、2025年シーズンにレッドブルのシートを獲得する可能性を追い求めてきた角田にとって大きな一歩となる。今回のテストは、角田の粘り強い努力とホンダからの大きなバックアップを受けてのものだ。
2021年のF1デビュー以来、角田は徐々にパフォーマンスを向上させ、F1界の主要な盟友たちから注目と支持を集めてきた。ホンダは常に角田をサポートしており、ホンダ・レーシング・コーポレーションの渡辺康治社長も角田のキャリアアップを支持している。
レッドブル・レーシングはジュニアチームを通じて若い才能を育てることで知られており、過去には何人ものトップドライバーのキャリアを後押ししてきた。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、角田のテスト参加をメディア取材で認めた。
「裕毅は我々のジュニアチームのメンバーであり、これはホンダとも話し合ってきたことだ」とホーナーは説明した。
「彼はシーズン終了後のタイヤテストでマシンをテストする。これは以前から決まっていた話だ」
「今回のテストランで、彼がレッドブル・レーシングのエンジニアたちと一緒に仕事をし、レッドブル・レーシングのマシンでどのようなパフォーマンスを見せてくれるかチェックできるのはまたとない良い機会だ」
角田とリアム・ローソンがレッドブルの将来的なドライバー候補として報じられる中、セルジオ・ペレスの去就も取り沙汰されている。だが、ホーナーは、ペレスが2025年シーズンまで契約していることを再確認した。
「先ほど申し上げたように、チェコは来年の契約を結んでいる。2025年の我がチームのドライバーは彼だ」
「VCARB(ビザ・キャッシュアップ・RB)のドライバーシートに空きがあるのは明らかだし、我々のドライバーはみなレンタルではない、レッドブル・レーシングのドライバーだ。ローラン(メキース、RBチーム代表)やピーター(バイエル、RBチームCEO)と話し合い、あらゆる選択肢を検討していく」
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セルジオ・ペレスは、シーズン序盤こそ好調だったが、今は厳しい状況に直面していることを認めた。メキシコ人ドライバーは今週末の母国でのレースを前に次のようにコメントした。
「ひどいシーズンだったことは自覚している。とても厳しかった」
「スタートはすごく良かったけど、本当に本当に難しかった。もし(今週末に)いい結果を残せれば、個人的に気持ちの面でシーズンを大きく変えることができる。だからすごく気合が入っているよ
13年のキャリアで6勝を挙げてきたペレスは言う。
「F1ではモメンタムがとても重要で、コースでたら、自分たちのマシンがすべてがうまくいっていること、周囲のマシンがトラブルを抱えていることが分かる」
「みんな同じだと思う。でも、自分はこのスポーツの仕組みも知っているし、最後のレースにすべてがかかっている。
「バクー(アゼルバイジャンGP)ではいいレースができたけど、うまくいかなかった。ここでいいレースができれば、シーズンを間違いなく大きく転換できる。最も重要なことは、自分たちのマシンを快適に感じられるかどうか。現時点では、マシンのポテンシャルをフルに引き出すことができていない」
「僕たちは毎週末、いろいろなことを試している。結果的にそれが状況をより難しくしているんだ」
原文:Yuki Tsunoda lands huge Red Bull F1 opportunity
翻訳: スポーティングニュース日本版スタッフ
編集:石山修二(スポーティングニュース日本版)
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