富樫勇樹が満身創痍の千葉ジェッツを支えた盟友・原修太について感慨に浸りつつ称賛「同い歳なのに後輩キャラでしたけどね(笑)」

牧野豊 Yutaka Makino

富樫勇樹が満身創痍の千葉ジェッツを支えた盟友・原修太について感慨に浸りつつ称賛「同い歳なのに後輩キャラでしたけどね(笑)」 image

©︎Yutaka Makino

同い歳の盟友・原を称賛する千葉ジェッツ・富樫勇輝

Bリーグ2024-2025のレギュラーシーズン最終節(第36節)/2025年5月3日(土)・4日(日)。東地区2位でCS(チャンピオンシップ=プレーオフ)進出を決めている千葉ジェッツが本拠地・ららアリーナ東京ベイに同8位の仙台89ersを迎えて対戦し、千葉ジェッツが80対67、64対56と2連勝、今季チーム最長となる9連勝でレギュラーシーズンを42勝18敗で終了した。

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「同い歳だけど、ずっと後輩キャラのような存在でしたけどね(笑)」

今季の千葉ジェッツは、開幕2試合目(宇都宮ブレックス戦)でNBAからやって来た渡邊雄太がケガで戦線離脱したのを皮切りに、DJ・ホグ、ジョン・ムーニーの先発フロントラインも続けて長期戦線離脱に。シーズン終盤の4月には富樫勇樹が左足の強度の捻挫で10試合を欠場するなど、シーズンを通して故障者が続いてきた。

そんななか2年前のリーグ最優秀守備選手賞の原修太はキャリア初のレギュラーシーズン全60試合に出場し、持ち前のフィジカルなディフェンスを中心に、苦しいチーム状況のなか柱としての役割を果たしてみせた。

Bリーグ開幕時からのチームメートで最終節で戦線に復帰した富樫は、原の今シーズンのプレーぶりについて、これまでのヘッドコーチ交代のタイミングでの変化を踏まえて、振り返った。

「大きく変わったのは、2シーズン前にジョンパトさん(ジョン・パトリック)がヘッドコーチ(HC)になった時ですね。(選手の移籍など)いろんな変化があるなかでも、HCが代わるというのは、非常に大きなこと。(原は)その前の大野(篤史)さん(現・三遠ネオフェニックスHC)の時はずっと若手のような感じだったのが、今ではチーム内でも発言の多いほうの選手ですし、今シーズン、(トレバー・グリーソンHCになり)スタイルが変化して、もがいた中でも頑張ってきました」

原との関係性は特別変わったわけではないというが、親しみを込めて、こう付け加えた。

「向こう(原)は僕のことを昔と変わらないと言うけど、僕から見たら2シーズン前から本当に変わってきたと思います。大野さんがいた3シーズン前までは、同い歳だけど、ずっと後輩キャラのような存在でしたけどね(笑)。本当に変わったと思います」

5月10日から始まるCS初戦(クォーターファイナル)ではアウェーの有明コロシアムに乗り込み、アルバルク東京との対戦が待っている。

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牧野豊 Yutaka Makino

東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。