出雲駅伝、箱根駅伝予選会も終わり、マラソン・駅伝シーズンの盛り上がりとともに、ランニングシューズの新作も続々と登場しています。
ブラックフライデーから年末にかけてのセール時期はニューシューズを手に入れる絶好のチャンスです。ここでは、ランニングシューズ選びのコツや、ナイキ、アシックス、アディダス、ニューバランスなど人気注目ブランドの2024年秋冬のオススメモデルについてまとめます。
👀注目のNIKE ZOOM FLY 6がデビュー
厚底ブームの火付け役、NIKEの最新モデル、ZOOM FLY 6(ズームフライ6)が11月1日に発売となりました。
カーボンファイバープレート入りの厚底シューズとあって、ビギナー向けとは言いにくいシューズであるものの、多重構造のクッショニングでZOOM FLY史上最高レベルの快適性を実現したほか、15%の軽量化に成功した史上最軽量のズームフライとなっています。
実際に履いてみても、これまでのZOOM FLYにはなかった柔らかなクッショニングが印象的でした。トップ選手のスピード練習はもちろん、市民ランナーの自己ベスト更新にも貢献しそうで、発売から早くも高評価を集めており、ユーザー層を広げるのではないでしょうか。
毎年恒例の「EKIDEN PACK」コレクションも11月22日から発売開始、ファイヤーパターンも注目です。
ただ人気の最新モデルとあって、ディスカウントを期待することはできないかもしれません。セールならではお得を狙うのなら、このタイミングで型落ちのZOOM FLY 5をセールで入手というのも一手です。
👀Onの新作は高性能ランニングシューズ
ランニングだけでなく、タウンユースでも人気を集めるOnの最新作が、画期的な独自製造技術を用いた「CloudBoom Strike LS」です。自動化されたロボットアームを使用したスプレー製法により継ぎ目が一切なく、シューレースも不要、わずか7つのパーツで作られるというシューズの重さはわずか170g(Men 26.5cm)という超軽量化を実現しています。
LightSpray™ is coming to New York.
— On (@on_running) October 26, 2024
Experience it live at On Labs NYC starting 10.26.2024. Don’t miss out—click the link for full event details! https://t.co/xNQ1HQ4Lyf#DreamOn #LightSpray pic.twitter.com/llrcLDnhFc
価格は44,000円と、ビギナーや市民ランナーには手軽に試せるシューズではないものの、10月31日の発売開始以降、現在も売り切れが続いている模様で、今後の展開が注目されます。
関連記事:日常からランまで! On(オン)のおすすめランニングシューズまとめ
👟初心者のランニングシューズ選びのポイントは?
「かっこいいシューズがいい」、「あの選手が履いているシューズがいい」、「話題の厚底シューズを使ってみたい」という具合に、シューズ選びの好みは人それぞれでしょう。で、いざ売り場に行ってみたら、壁一面を埋め尽くすシューズの数に圧倒されて、どれを選べばいいのか分からないまま帰ってきてしまうなんてことも。
そこでまずは、ビギナーにマッチしたシューズ選びのポイントを整理しましょう。
ポイントはいくつかありますが、今回は以下の3つに着目してみました。
- クッション性・安定性
- フィット感
- デザイン性
では一つ一つ見ていきましょう。
✅まずはクッション性・安定性
ランニングでは体重の3倍ともいわれる衝撃が足、膝にかかります。また、初心者はフォームの乱れから足元も不安定になりがち。その衝撃や不安定さが疲労の蓄積、故障の原因となってしまいます。
それをカバーしてくれるのがランニングシューズの大きな役目、最初はクッション性・安定性の高いモデルを選びましょう。
✅フィット感は妥協せず!
シューズに足を入れた時、シューズの内側に足が当たる感触も大切です。特に走る距離が伸びると、きつすぎてもゆるすぎて足に負担がかかります。つま先は1cm程度の余裕を持たせたほうが快適です。
また、同じサイズのシューズでも、メーカーやモデルによって足幅や甲の高さ、カカトの当たり具合などは千差万別なので、実際に履いてみることが大事です。
✅デザイン性も大切な要素!
どんなことでも、形から入ると不思議とモチベーションがアガるものです。逆に、性能やコストパフォーマンスばかり追求しても、楽しくなかったら続きにくくなってしまいます。
そのシューズを履いて走る自分を想像すると楽しくなる、また走りに行きたくなるデザインやカラーは大切な要素です。
最初は実際にショップを訪れ、店員さんのアドバイスを聞きながら、色々と試してみるのがオススメです。最近はランニングマシンを備えているショップも多いので、実際に走ってみるとなお良いでしょう。
通販を利用する際には返品交換が可能かどうかもチェックポイントです。
👟各メーカーの初心者向けランニングシューズをピックアップ!
一口に初心者向けといっても、各メーカーともに様々なモデルが用意されています。そこで今回は主要メーカーから発売されているモデルの中でも、初心者にもマッチする万能派シューズを紹介していきましょう。
👟定番モデルがシリーズ41作目でさらなる進化
NIKE Pegasus 41(ナイキ ペガサス41)
厚底シューズの流れを作ったNIKEの定番モデル。初心者はもちろんのこと、トップランナーのウォームアップ用など、幅広いランナーの用途に対応してくれる一足。41代目はミッドソールに「React X」を初めて採用したことで反発力が向上。アッパーも軽量化、通気性が強化されています。
毎年リリースされる箱根ランナーたちと同じデザインテーマの「EKIDENモデル」はじめ、多彩なカラーリングも魅力です。
価格:¥16,500(税込)
👟快適な履き心地にテクノロジー満載
ADIDAS SUPERNOVA RISE(アディダス スーパーノヴァライズ)
箱根駅伝で青山学院の快走を支えるシューズとしても人気の高いADIDASが、心地よい履き心地を目指した「SUPERNOVA」シリーズ。その中でも快適なクッション、フィット性、サポート性を兼ね備えたバランスの良い定番モデルです。
次世代クッション素材「DREAMSTRIKE+」、「サポートロッドシステム」、「コンフォート ヒール フィット」とテクノロジー満載ながらコスパがいいのも初心者にはありがたいところです。
価格:¥15,400(税込)
👟安定性重視モデル、足幅のチョイスも嬉しい
ASICS GT—2000 13(アシックス GT-2000 13)
柔らかくてバウンド感のあるシューズが増える中、安定性重視のランニングシューズとして愛されるロングセラー。「3Dガイダンスシステム」搭載でフォームの変化に対応して安定性と快適性を維持、足の負担を軽減してくれます。
スタンダード、ワイド、エクストラワイドとウィズ(足幅)も選べ、日本のメーカーならではの、日本人の足を知り尽くしたフィット感で安心して履ける一足になっています。
価格:¥15,900(税込)
👟反発と安定を兼ね備え、1万円を切るお手頃価格
MIZUNO WAVE REVOLT 3(ミズノ ウエーブリボルト3)
波形構造のソールでクッション性と安定性を高める「MIZUNO WAVE」と、柔らかさと反発性に優れた高反発ミッドソール素材「MIZUNO ENERGY」という二つのテクノロジーを搭載し、反発も安定も兼ね備えた、初心者に最適な一足です。
ソール幅が広く安定性も抜群なところや、今回紹介するシューズの中で最も安いお手頃価格も、これからランニングを始めようという人の一足目として嬉しいポイントです。
価格:¥9,900(税込)
👟人気急上昇の「誰もが弾む、ブレない厚底」
PUMA VELOCITY NITRO 3(プーマ ヴェロシティニトロ3)
箱根駅伝でも年々着用者が増え、市民ランナーにも広がりを見せるPUMAの「誰もが弾む、ブレない厚底」ランニングシューズ 。爆発的なスピードを生む「NITROFOAM」と安定性・耐久性を生む「PRO FOAM LITE」の組み合わせで、全てのランナーに安定して弾むような走りを提供してくれる履きやすい一足です。
耐久距離800kmと通常のシューズの倍近く走れる耐摩耗性も初心者には大きな魅力と言えます。
価格:¥14,300(税込)
👟街履きもいけるお洒落さながら機能性充分
NEW BALANCE Fresh Foam X 1080 v14(ニューバランス フレッシュフォームX 1080 v14)
2011年のデビュー以来、カジュアルな街履きからランニング用途まで幅広く愛されてきたNEW BALANCEの「1080」。
2016年モデルから機能性が強化され、最新モデルではここ数年ボリュームアップしてきたミッドソール「FRESH FOAM X」の高いクッション性能に加え、サイドウォールの増大で安定感が向上し、さらに快適な走りを実現。初心者にもオススメの一足と言えます。
価格:¥19,800(税込)
✅️この記事のまとめ
以上、各メーカーの初心者にもオススメな万能シューズを紹介してみました。
今回は万能派シューズをピックアップしましたが、よりクッション性・安定性を重視したモデルなど、各メーカーが機能の異なる多くのシューズを出しています。
また、スペインのハイブランド「LOEWE」(ロエベ)とのコラボが話題になるなど高いデザイン性が人気な「On」(オン)や、原宿店の人気ぶりも注目されるフランス生まれ・アメリカ育ちの注目のパフォーマンスシューズブランド「HOKA」(ホカ)、ランニングシューズの専門ブランド「BROOKS」(ブルックス)など、今回紹介しきれなかったブランドもまだまだあります。
一般的にランニングシューズは500km程度が寿命と言われる消耗品。走る頻度が増えると一足では足りなくなってきますし、走っているうちに違うシューズを試してみたい、レースに出るためのシューズが欲しいなんて気持ちも湧いてくるかもしれません。
これというメーカーやモデルのサイズ感が分かってきたら、Amazonのブラックフライデーなど、お得なセールのタイミングを見計らって、買い替え、買い足ししていくのが得策です。そうすれば、さらにランニングが楽しくなって、続けていけるようになるはず。
そのためにもまずはこの冬、自分なりの最初の一足、探してみませんか。
本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。