【FAプロテクト予想】九里亜蓮獲得のオリックスのプロテクト選手を予想|プロ野球2024

森育海 Ikumi Mori

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Jiji Press

広島東洋カープから海外FA権を行使していた九里亜蓮が、オリックス・バファローズへ移籍することが決まった。九里の今季年俸は1億4千万円(推定)で、Bランクと見られている。そのため人的補償が発生する可能性もある。本記事ではオリックスが広島に提出する28人のプロテクトリストを予想する。

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■投手は宮城大弥ら13人

まずは投手を見ていく。先発はエースの宮城大弥をはじめ、田嶋大樹、曽谷龍平、山下舜平大、東晃平をプロテクト。実力・実績もあり、来季の先発ローテーションを支えて欲しい投手たちだ。

中継ぎでは投手キャプテンの阿部翔太に、山岡泰輔、山田修義、吉田輝星、古田島成龍をリストアップ。今季のブルペンを支えた投手、今季は結果を出せなかったが実績がある投手などを選んだ。さらに若手有望株の齋藤響介、故障から復帰した椋木蓮、大ベテランの平野佳寿をプロテクトし、合計13人とした。

投手成績は良かったオリックスだが、規定投球回に達した投手がいなかったことや、昨オフに西川龍馬の人的補償で日髙暖己が移籍していること、広島が九里に代わる先発を狙う可能性があることから、先発を厚めにプロテクトしている。

【プロテクト】

山下舜平大、東晃平、宮城大弥、椋木蓮、平野佳寿、曽谷龍平、山岡泰輔、阿部翔太、吉田輝星、齋藤響介、田嶋大樹、山田修義、古田島成龍

■捕手は若月健矢ら3人

続いて捕手を見ていく。今季主にマスクをかぶった若月健矢に、指名打者・外野との併用だった森友哉、一塁のみでの出場だったが捕手登録の頓宮裕真をプロテクト。

広島の捕手事情を見ていくと、打力もある坂倉将吾をはじめ、會澤翼、石原貴規が一軍で活躍。ファームには楽しみな若手が複数いるなど充実しており、最低限の枠とした。

【プロテクト】

若月健矢、森友哉、頓宮裕真

■内野手は紅林弘太郎ら7人

内野手はレギュラー候補の紅林弘太郎、太田椋、宗佑磨に加え、ユーティリティ性を発揮した西野真弘、主に外野で出場した中川圭太、若手有望株の内藤鵬、横山聖哉をプロテクトした。

広島の内野陣は菊池涼介、小園海斗、矢野雅哉が鉄壁の布陣を敷き、上本崇司、田中広輔、羽月隆太郎、堂林翔太がおり、ここにドラフト1位の佐々木泰が加わるなどタレント揃い。内野で獲得するなら打力のある選手となるだろう。

【プロテクト】

西野真弘、宗佑磨、紅林弘太郎、内藤鵬、太田椋、横山聖哉、中川圭太

■外野手は西川龍馬ら5人

外野手は唯一のレギュラーとも言える西川龍馬に、杉本裕太郎、福田周平、渡部遼人、若手有望株の来田涼斗をリストアップした。

今季のオリックスで外野のレギュラーと言える働きを見せたのは西川龍馬のみ。ドラフト1位で麦谷祐介を指名したとはいえ、層が厚いとは言えない中で主力級を失うのは痛いため、多めに枠を割いている。

【プロテクト】

渡部遼人、福田周平、西川龍馬、来田涼斗、杉本裕太郎

■リスト外の選手は?

オリックスの2025年度契約保留選手名簿に掲載されているのは57人。そこからプロテクトした28名と、エスピノーザ、マチャド、ペルドモを除いた26人が対象となる。

投手陣では先発を多めにプロテクトしたため、中継ぎで実績のある投手を外さざるを得なかった。広島は先発・中継ぎとも充実しているが、さらに強化するのか、補強ポイントを強化するのかが注目ポイントとなる。

野手では実績は少ないものの楽しみな選手が多い。広島としては打力のある選手が欲しいところだが、充実している捕手をさらに厚くして、打力のある選手をコンバートするのも一つの手かもしれない。

【投手】

宇田川優希、山﨑颯一郎、富山凌雅、本田仁海、東松快征、小木田敦也、井口和朋、鈴木博志、佐藤一磨、川瀬堅斗、才木海翔、高島泰都、権田琉成、本田圭佑

【捕手】

福永奨、石川亮、堀柊那

【内野手】

野口智哉、大城滉二、廣岡大志、大里昂生

【外野手】

元謙太、杉澤龍、池田陵真、佐野皓大、茶野篤政

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森育海 Ikumi Mori

森育海 Ikumi Mori Photo

フリーランスのライター、エディター。子供の頃から野球が好きで、プロ野球、高校野球、大学野球など幅広く応援・観戦。学生時代には新聞社のアルバイトで高校野球の紙面作りに携わる。大学卒業後は一般企業を経て、スポーツメディア業界に転職、独立。