【速報】全日本フィギュア 鍵山が初優勝、父子で王座　37歳織田やり切って4位に 男子フリー｜試合経過・結果・ハイライト

2024年の全日本フィギュアスケート選手権、男子シングルのフリーが、12月21日、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで行われ、21歳の鍵山優真（オリエンタルバイオ／中京大）が圧巻のフリー演技を見せて、2位以下に大差をつけて初優勝を果たした。

昨年の全日本選手権2位で2022年北京五輪銀メダルの鍵山は、羽生結弦、宇野昌磨がプロに転向した後の、日本の第1人者。この日は4種類の4回転ジャンプをすべて決め、2位に30点以上の大差を付けた。

鍵山の父の正和さん（1992年アルベールビル、1994年リレハンメル五輪の男子代表）も1990年代に全日本を3連覇しており、親子での栄冠となった。

2位には16歳、ジュニアの中田璃士（TOKIOインカラミ）、3位はSP14位から大きく挽回した壷井 達也（シスメックス）が入った。

11年ぶりに全日本に出場しSP(ショートプリグラム）では「マツケンサンバ」で場内を盛り上げた37歳・織田信成（大阪スケート倶楽部）は、フリー終了後に氷上に手を突くほどの渾身の演技を見せて、場内のスタンディングオベーションを浴びた。織田は惜しくも表彰台を逃したが、堂々の4位となった。

今大会で、来年2月18日開幕の四大陸選手権、同3月24日開幕の世界選手権の代表者が決まる。

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＜全日本フィギュア2024　男子最終順位＞

<全演技が終了>

20:00　24番滑走　鍵山 優真（オリエンタルバイオ・中京大学）SPは92.05

現在の日本のエース。2022年北京オリンピック銀メダル・団体戦銀メダル、世界選手権銀メダル3回（2021年・2022年・2024年）、2024年四大陸選手権優勝。
鍵山は、ただ一人次元の違う演技を見せた。4種類の4回転ジャンプをコンビネーションも含めて、すべて成功させた。演技終了後は、氷上で大の字となった。
技術点は驚異の111.70。演技構成点も93.98。フリーは断トツの205.68で、フリー2位の中田に30ポイント以上の差を付けた。トータル297.73と圧倒的大差で優勝。父の正和さん（1992年アルベールビル、1994年リレハンメル五輪の男子代表）も1990年代に全日本を3連覇しており、親子での栄冠獲得となった。

19:46　23番滑走　中田 璃士（TOKIOインカラミ）SPは90.31

16歳の全日本ジュニア王者。母親はウェールズ出身のイギリス人で自身も英国生まれ。昨年の全日本は17位だった。
技術点    92.32、演技構成点 81.36。フリーは昨年のジュニアGPファイナルで出した160.06（ISU公認記録）を大幅に更新する、173.68。トータル263.99は現時点で1位。

19:38　22番滑走　友野 一希（第一住建グループ）SPは89.72

初優勝を狙う実力者。SP1位の鍵山とは1点差と、完全に射程内の好発進だった。2023年世界選手権6位、2022年世界選手権6位、2018年世界選手権5位、2022年四大陸選手権2位という、優れた実績を持つ。しかし、冒頭のジャンプで着氷が乱れると、その後も連続で着地で転調するなど、失敗演技。終了後は苦笑いを見せた。
技術点    67.25、演技構成点 78.98、減点2.00
フリーは144.23でトータル233.95は現時点で3位。

この時点で壷井 達也の表彰台は確定した。

19:30　21番滑走　三浦 佳生（オリエンタルバイオ・明治大学）SPは88.87

2年前の四大陸選手権ではトータル281.53で優勝した実力者だが、SPでの負傷が尾を引いた。技術点    63.13、演技構成点 79.09、減点1.00
フリーは141.22でトータル230.09、現時点で4位。

19:20　20番滑走　織田 信成（大阪スケート倶楽部）SPは84.53

楽曲は、昨シーズンから継続する「Angels (Beethoven AI) 」で振り付けはブノワ・リショー。冒頭のコンビネーションジャンプでは転倒する。11年ぶり「最後の全日本」を渾身の滑りで終えた織田。場内は大声援。技術点    77.89、演技構成点 73.26、減点1.00
織田のフリーは今季ベストの150.15。トータル234.68で現時点で2位

19:10　19番滑走　佐藤 駿（エームサービス・明治大学）SPは81.90
昨シーズンの全日本は5位、四大陸選手権は堂々の銀メダル。

冒頭の4回転ルッツを失敗し転倒。4回転フリップも着氷が乱れた。4回転トゥーループでも手を突いた。後半に入っても、コンビネーションジャンプで再び転倒した。演技終了後、笑顔なしにリンクを降りた。
技術点    75.38、演技構成点 75.52、減点2.00
フリー148.90は本来の実力からは程遠かった。
トータル230.80で現時点で3位。


▲第4グループの演技開始▲

織田信成は間もなく登場。

第3グループまで終えての順位（上位6人）

＜第3グループまで演技終了＞

18:54　18番滑走　山本 草太（中京大学）SPは80.10

楽曲は「メルティング」。昨シーズンの全日本は3位。四大陸選手権でも4位。コーチは伊藤みどりさんを教えた、山田 満知子さん。
納得がいかなかったSP以上に、フリーはミスが続出した。
技術点    66.43、演技構成点 74.56、減点4.00
フリーは136.99で217.09。

18:46　17番滑走　高橋 星名（木下アカデミー）SPは77.87

曲はヴィヴァルディの「四季」から「 夏と冬」

誕生日は来月末で、まだ14歳。昨年の全日本は20位だった。冒頭のコンビネーションジャンプが抜けてしまうなど、大きなミスがあり、キス＆クライでの表情は硬い。
技術点    65.68、演技構成点 66.24
フリーは131.92でトータル209.79

18:38　16番滑走　西野 太翔（神奈川FSC）SPは77.58
曲はファルコの「Rock me Amadeus」
10月に15歳になったばかり。昨年の全日本は30位で、フリーまで進めなかった。ジャンプにミスが多く、技術点  70.62、演技構成点 65.87、減点1.00。フリーは135.49で213.07

18:30　15番滑走　片伊勢 武 アミン（関西大学）SPは75.62
曲はロベルト・カッチャパーリア「Tree of Life Suite」
三連続ジャンプはしっかり着氷。
技術点    65.56、演技構成点 71.60
フリーは137.16でトータル212.78

18:22　14番滑走　三宅 星南（関空スケート）SPは75.16
曲は映画「タイタニック」からのメドレー。
技術点    80.44、演技構成点 77.89
フリーはシーズンベストとなる158.33でトータル233.49は現時点で2位。

18:14　13番滑走　大島 光翔（明治大学）SPは74.37
曲はイーグルスの「Desperado」
コンビネーションジャンプではミスが出る。キス＆クライではコーチでもある父・淳さんとほほ笑んだ。
技術点    62.46、演技構成点 70.16
フリーは132.62でトータル206.99

▲第3グループの演技開始▲

18:00　第3グループの直前練習中　

リンク上は製氷作業中。

第2グループまで終えての順位（上位6人）

＜第2グループまで演技終了＞

17:40　12番滑走　中村 俊介（木下アカデミー）SPは73.96
技術点    68.46、演技構成点 71.83
フリーはシーズンベストとなる140.29でトータル214.25。

17:32　11番滑走　壷井 達也（シスメックス）SPは73.94

コーチは中野園子さんとグレアム充子さんで、女子王者の坂本花織と同門。
壷井に高い得点が出た。技術点    93.09、演技構成点 80.28
フリーはシーズンベストとなる173.37でトータル247.31は、2位に20点以上の差をつけて首位。

17:24　10番滑走　島田 高志郎（木下グループ）SPは73.20
2年前の全日本では2位となった実力者だが、昨日のSPでは2度の転倒が響き、この順番での演技となった。

技術点    73.25、演技構成点 78.59、減点 1.00
フリーはシーズンベストとなる150.84でトータル224.04は現時点で首位。

17:16　9番滑走　杉山 匠海（岡山大学）SPは72.93

技術点    69.92、演技構成点 65.90
フリーはシーズンベストとなる135.82でトータル208.75

17:08　8番滑走　垣内 珀琉（ひょうご西宮FSC）SPは70.52

技術点    67.16、演技構成点 66.59、減点1.00
フリーはシーズンベストとなる132.75でトータル203.27

17:00　7番滑走　木科 雄登（関西大学）SPは68.84

技術点    56.18、演技構成点 66.03
フリーは122.21でトータル191.05

▲第2グループの演技開始▲

＜第1グループまで演技終了＞

16:40　6番滑走　朝賀 俊太朗（関西大学）SPは67.58

技術点    67.08、演技構成点 64.67
フリーは131.75で199.33

16:32　5番滑走 　蛯原 大弥（駒場学園）SPは64.66

技術点    68.42、演技構成点 59.73
フリーは128.15でトータル192.81

16:25　4番滑走 　吉岡 希（法政大学）SPは63.76

技術点    55.49、演技構成点 63.04、減点 1.00
フリーは117.53でトータル1181.29

16:17　3番滑走    菊地 竜生（明治大学）　SPは62.77

技術点    51.01、演技構成点 56.51、減点 1.00
フリーは106.52でトータル169.29

16:10　2番滑走    植村 駿 （ユニバースFSC ）   SPは 62.47

技術点    63.26、演技構成点 61.24、減点 1.00
フリーは123.50でトータル185.97

16:00　1番滑走   山田 琉伸 （早稲田大学）   SPは 60.20

技術点    36.20、演技構成点52.09、減点2.00
フリーは86.29でトータル146.49
 

▲第1グループの演技開始▲

※以下、試合前時点の情報。

＜試合日程＞

12月21日（土）

＜試合会場＞

東和薬品RACTABドーム（大阪府門真市）

＜放送予定＞

• フジテレビ系列（地上波）