【ホープフルステークス2024】今年最後のG1もAIが考察!チャットボットが導き出す3頭は?

福島啓 Kei Fukushima

【ホープフルステークス2024】今年最後のG1もAIが考察!チャットボットが導き出す3頭は? image

Jiji Press

12月28日、中央競馬の2歳中距離王決定戦、第41回ホープフルステークス(G1)が開催される。

ここでは、AIを用いて今年のホープフルステークスの予想を出力。有馬記念ではどのチャットボットもレガレイラとシャフリヤールを推奨できなかったが、今年最後のG1レースで巻き返せるか!?

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AIに質問した内容

今回は先週と同じくPerplexity AI(パープレキシティエーアイ)社のPerplexity AI(パープレキシティエーアイ)とX(エックス/旧ツイッター)社のGrok(グロック)、そして新たにGoogle(グーグル)社のGemini(ジェミニ)を用いてホープフルステークスを予想。それぞれチャットボットには出走馬と枠順、各馬の血統、生産者、通算成績、これまでの主な戦績、鞍上、調教師の情報を与えた上で、ホープフルステークスの1着から3着までを理由を述べるとともに予想するよう質問した。

また、今年のホープフルステークスには目下2連勝中で逸材と言われるクロワデュノールが出走予定。抜けた1番人気が予想されるが、もしAIが3着以内にクロワデュノールの名前を挙げなかった場合、その理由も質問することとした。

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Perplexity AIの予想

先週は2着予想のベラジオオペラが惜しくも4着だったPerplexity AIが出力した予想はこちら。

  • 1着:クロワデュノール
  • 2着:マジックサンズ
  • 3着:ピコチャンブラック

1着予想はやはり大注目のクロワデュノール、2着も重賞馬のマジックサンズ、3着にはアイビーステークスで2着だったピコチャンブラックを推した。

この3頭は特に注目馬として各所で取り上げられており、Perplexity AIはインターネット上の記事や動画を学習し引用してこの予想を弾き出していた。クロワデュノールに関してはやはり注目度が高いためかAIが収集できたデータの量も他2頭と比べ多く、過去2戦の勝ちタイムや追い切り内容もポジティブであったことから1着予想としている模様であった。

Grokの予想

今月X上でプチブームを起こしたGrokの予想はこちら。

  • ​​​​​​​1着:クロワデュノール
  • 2着:マジックサンズ
  • 3着:マスカレードボール

Perplexity AIと同じく、Grokが出力した1着の予想もクロワデュノール、そして2着がマジックサンズとなった。3着はアイビーステークスを勝って挑むマスカレードボールとしていた。

Grokはクロワデュノールの血統を取り上げ、キタサンブラックのスタミナと持続力、Cape Crossのスピードとパワーを評価した。また、鞍上の北村友一の中山コースでの経験豊富さも理由としていた。北村自身は中山での成績が突き抜けているジョッキーというわけではなさそうだが、デビュー19年目のベテランで今年はステイヤーズステークス(中山競馬場・芝3,600メートル・G2)も制覇。デビューから2戦ともに手綱を取る相棒とG1勝利に期待したい。

マジックサンズとマスカレードボールについても血統面を評価している模様。後者に関しては、前走アイビーステークスでの勝ちっぷり、そして管理する手塚厩舎のドゥラメンテ産駒との相性なども予想の理由としていた。調べたところ、現在までに手塚厩舎が管理したドゥラメンテ産駒はマスカレードボール含め8頭で、中央で3勝を挙げている馬が2頭いるものの重賞馬などはいない状況。全くの見当違いではないものの、強い根拠と言えるかは少し微妙かもしれない。

Grokは出力内容の最後にまとめとしてクロワデュノールは「完成度と強烈な末脚」、マジックサンズは「センスとスタミナ」、マスカレードボールは「安定感と血統のポテンシャル」を予想の決め手としていた。

Geminiの予想

テレビCM放映もあって知名度が向上しているGeminiの予想はこちら。

  • ​​​​​​​1着:クロワデュノール
  • 2着:マジックサンズ
  • 3着:ジュンアサヒソラ

なんとGeminiも1着はクロワデュノール、2着はマジックサンズの予想!しかし驚きは3着の予想で、人気薄が予想されるジュンアサヒソラの名前をここで挙げた。

ジュンアサヒソラの評価ポイントとしてGeminiはスタミナ末脚中山への適性をピックアップ。ジュンアサヒソラはイスラボニータの産駒ではあるものの、母はオークス2着などがあるベッラレイアで、母父は菊花賞馬ナリタトップロード。勝ち上がりも2,000メートルの未勝利戦であったことから、スタミナが武器と見てもおかしくない。中山への適性に関しては1走しか使ったことがないため判断しかねるものの、9月の芝1,800メートルの未勝利戦ではメンバー中上がり最速の2着になっている。

Geminiはその他の有力候補としてヤマニンブークリエアスクシュタインピコチャンブラックの名前も挙げた。ヤマニンブークリエに関しては「距離延長に対応できるスタミナが魅力」であるとのことだった。

各AIの返答の考察

前述の通りAIチャットボットがクロワデュノールを予想に含めなかった場合の質問を用意していたものの、今回使用したPerplexity AI、Grok、Geminiの全てがクロワデュノールを1着に予想したことから用意した質問の出番はなかった。さらにはマジックサンズの2着予想も3つのチャットボット全てに共通。まだキャリアの浅い2歳馬たちのレースとなると収集できるデータの量が少ないのか、今回は各AIの予想内容も似通っていた。しかしその中でも今回初使用のGeminiは3着に穴どころのジュンアサヒソラを予想。人工知能の大胆抜擢は現実となるのか、土曜日のレースに注目だ。

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福島啓 Kei Fukushima

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。幼少期からサッカーに熱中し、現在はサッカー、野球、競馬のファン。