【12球団若手診断】巨人の若手を評価！S評価に輝いた3人は？｜プロ野球2024

2020年以来のリーグ優勝を果たした巨人における、今季の25歳以下の選手たちの一軍での働きを【S、A、B、C】の4段階で評価した。対象は2024年に満25歳以下の選手で、育成契約選手及び外国人選手は含まない。

■投手では大勢、戸郷翔征がS評価、A評価も4人

投手では大勢と戸郷翔征がS評価となった。大勢は3年目の今季、43試合で29セーブをマーク。41回で54奪三振、防御率0.88と圧巻の成績を残した。

戸郷翔征は3年連続で二桁勝利、4年連続で規定投球回に到達するなど、大黒柱へと成長。180回を投げて156奪三振、防御率1.95はキャリア最高の成績だ。いずれも日本を代表する投手となっている。

A評価は赤星優志、堀田賢慎、井上温大、西舘勇陽の4人。二桁勝利や規定投球回などには届いていないものの、いずれも主力級の働きを見せた。来季はこの4人がチームの中心となってもおかしくない。

大江竜聖、横川凱の両左腕がB評価となった。いずれも要所で一軍の戦力となったが、主力まではあと一歩というところだった。

C評価の中では京本眞に注目。2021年育成ドラフト7位入団から今季支配下登録となり、一軍デビューを果たした。来季は一軍定着の期待がかかる。

■野手では門脇誠がS評価

野手では門脇誠が唯一のS評価となった。規定打席にこそ到達していないものの、2年目の今季は遊撃のレギュラー格としてチームを牽引し、リーグ優勝に大きく貢献した。来季は絶対的なレギュラーの座を掴む1年としたい。

A評価は泉口友汰、佐々木俊輔、萩尾匡也の3人。泉口は本職の遊撃だけでなく二塁、三塁も守るなどユーティリティ性を発揮した。佐々木は外野手としてはチーム4位の45試合に出場するなど、ルーキーながらチームを支えた。萩尾は打率2割台前半に終わったが、32安打のうち14本が長打と、持ち前の打力を発揮した。

湯浅大、中山礼都、秋広優人、浅野翔吾の4人がB評価となった。湯浅、中山、秋広はいずれも出場数を落とし、不本意なシーズンとなってしまった。一方、2年目の浅野は着実に成長している姿を見せてくれた。

C評価の5人は、一軍の厚い壁に阻まれて出場機会を掴むことができなかった。