井上尚弥vsグッドマンはなぜ延期になった?|原因となった生々しい傷跡も

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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いよいよ、クリスマスイブ決戦まで10日に迫った12月14日(土)、驚きのニュースが届いた。12月24日(日)に東京・有明アリーナでの開催を予定していたスーパーバンタム級のアンディスピューテッド王者『モンスター』井上尚弥(大橋)と、WBO/IBF1位のサム・グッドマン(オーストラリア)による世界スーパーバンタム級4団体統一王座戦が、1か月遅れの来年2025年1月24日(金)に延期されるというニュースだった。

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グッドマン負傷で、まさかの10日前の延期決定

米専門誌『Boxing Scene』によると、グッドマンは、母国での最終スパーリング中に左目上をカットした。その治療期間を設けるため、やむなく井上戦を延期することになったという。グッドマン陣営はこの日、地元での練習キャンプを終えて、明日、日本入りする予定だった。

オーストラリアの実況キャスター、ベン・デイモン氏によって、日本時間12月14日午前9時に公開されたグッドマンの傷跡は確かに深く、10日後の試合を強行するには難しいことがわかる。グッドマンはカットした傷を4針縫うことになった。

スポーティングニュース・オーストラリア編集部によると、グッドマンは自身のInstagramで、以下に謝罪したという。

「東京に向かうフライトの前のスパーリングで、予期せぬアクシデントでカットし、4針縫うことになった。私自身は(このままでも)戦いたかったが、チームに止められたんだ。本当にショックだけど、これが現実だ。試合を期待していた人々や、日本の方に謝りたい」

「井上と彼のチームが、この試合のために一生懸命準備してきたことは理解している。だから、このチャンスを逃したくない」

「私は、この男(井上)と戦いたい。このキャンプは14週間に及んだけど、私の人生の過去15年間を費やして、この(4団体統一王座への挑戦者という)ポジションに立つため、そしてこの男と戦うために私がやってきたことのすべてなんだ」

「私はただ、彼とベルトをかけて戦うチャンスが欲しいだけ。そして、この傷が治ったら、できるだけ早く対戦できればと思う」 

井上が仕上がったボディで延期を報告

朝の一報から、すぐに両陣営の間で日程調整の交渉が行われたようで、その結果、新日程は1か月遅れの2025年1月24日(金)に決まったようだ。会場は変わらず有明アリーナとなる。井上尚弥も昼になって自身のSNSを更新。仕上がった肉体の画像を添え、延期について謝罪し、新日程を報告した。


日程延期以外の変更は? 武居由樹が大会から負傷離脱

試合中継を行う動画配信サービス『Lemino』は新日程においても完全無料での生配信および見逃し配信を実施する。

ただし、現地観戦チケットについては、12月17日(水)に予定されていた発券日が延期となり、こちらの新日程とキャンセル・新規発売対応については決定次第発表されるとのことだ。

カード変更はないはずだったが、12月18日、ダブル世界戦としてセミファイナルでWBO世界バンタム級王座の防衛戦を行うはずだった武居由樹が全治4週間の右肩負傷により、1月24日の試合延期が発表された。ユッタポン・トンデイ戦は4月から5月大会に行う見込み。


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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。