【有馬記念2024注目馬】ドウデュース:秋古馬三冠の歴史的偉業達成で有終の美を飾れるか?

一野洋 Hiroshi Ichino

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Jiji Press

今年の有馬記念で1番人気が予想されたドウデュースは、右前肢跛行のため12月20日に出走取消が発表された。稀代の名馬は、出走取消でラストランを走ることができなかったが、多くの競馬ファンに記憶と記録を残してターフを去る。以下は出走取り消し決定前の12月19日に公開された記事となる。


今年の有馬記念(G1/芝2500m)は、フルゲート16頭で争われる。1年の総決算ともいえる特別なレースは、競馬ファンのみならず国民の多くが熱狂させられる。ここでは、有馬記念に出走予定の注目馬を紹介したい。

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2024年の競馬シーンを象徴する一頭、ドウデュースが有馬記念でその競走馬人生の幕を下ろす。父はハーツクライ、母はダルマーレという血統の出身。スタミナと瞬発力を兼ね備えた万能型としてデビューから注目を集め、クラシック世代の頂点に立った名馬がいよいよラストランに挑む。

2024年シーズンはドウデュースにとって伝説的な一年だった。春先はなかなか調子がでなかったが、秋には天皇賞・秋、そしてジャパンカップを制覇。この2勝で、古馬三冠に王手をかけ、有馬記念へと挑む。古馬三冠達成は史上6頭目の快挙となり、その偉業に向けた最後の戦いに注目が集まっている。

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ドウデュースの競走馬としての成長は凄まじかった。2022年には日本ダービーを制し、クラシック路線の頂点に立った。その後、凱旋門賞に挑戦し、世界の壁に挑むも結果は出なかったが、2023年には有馬記念を制覇。そして2024年、秋のG1を次々に制し、古馬としての円熟期を迎えた姿は圧巻の一言だ。

中山の舞台で求められるのは、ペース変化への柔軟な対応力とラストの急坂を制する持久力。ドウデュースはそのどちらも兼ね備えている。父ハーツクライから受け継いだスタミナ、そしてこれまでの経験で磨かれたレースセンスは、この大一番でも十分に通用するだろう。ペースが速くなろうと、スローペースからの瞬発力勝負になろうと、対応できるのがこの馬の強みだ。

ラストランとなる有馬記念で、歴史に名を刻む古馬三冠達成と有馬記念2連覇の偉業を達成できるか。その姿は、競馬ファンの心に永遠に残るものになるだろう。偉大な名馬が最後にどんな走りを見せるのか、その瞬間を見逃してはならない。

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一野洋 Hiroshi Ichino

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青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。