NBAを最終目標とする富永啓生「Bリーグという選択肢もまったくないわけではない」|帰国報告会見一問一答

YOKO B

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5月1日、2024-2025シーズンをGリーグのインディアナ・マッドアンツでプレイし、シーズンを終えた富永啓生のオンライン帰国報告会見が行われ、富永が日本のメディアに対して現在の心境を語った。

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内容は今シーズンの振り返りからこの夏の活動や将来の動向まで多岐にわたった。今回はその中から、この夏の予定、そして今後の選択肢について語った内容をお届けする。

以下、富永の一問一答(質問は要約。質疑応答の順番は読みやすさを考慮して一部入れ替えている)。

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この夏はサマーリーグとアジア大会の2つを一番に考えている

——この夏の予定は?サマーリーグでのプレイをメインに考えているのか。

富永:はい、サマーリーグもすごく考えてますし、それに加えて日本代表のこともすごく考えています。アジア大会が今年ありますし、そこで日本を勝利に導けるように頑張れたらいいなとも思います。今はその2つを一番に考えています。

——マッドアンツのGMは富永選手のオフェンスを買って育成したいと話していたが、実際にはコーチはベテラン重視の起用だった。マッドアンツか他のチームか、他の国か日本か、今後の選択肢はいっぱいあるが、来シーズン以降は何を重視してチーム選びとをする?

富永:今シーズン一番思ったのが、もちろんチームでオファーが来るところはGMからなんですけど、最終的に誰を試合に出すか、どういうバスケットをするかという一番肝心なところは結局コーチになってくると思うので、そこはやっぱりもっともっと見極めていかないといけないなとはすごく思いますね。

——日本も今度リーグが新しくなるが、いずれ日本でプレイする可能性があるのか。Bリーグの感想は?

富永:今、日本のリーグもすごく大きくなってきているのは自分も実感しています。アメリカにいる時も見れる範囲でハイライトなり見てはいますが、リーグも大きくなっていて、自分もいつかプレイしたいなっていうのはもちろんあります。NBA選手になるという目標はもちろん変えずにってところはあるんですけど。

自分の成長を考えても選択肢は多ければ多い方がいい

——率直に、今、Bリーグ入りという選択肢はあるのか。

富永:それも全然ないわけではまったくないです。自分の成長を考えても選択肢は多ければ多い方がいいのかなと思っているので、今はいろいろ視野を広げて見てる部分もあります。さっきも言った通り、一番最終的な目標はNBAにあるので、どういう道を通るのが一番いいのかを今は考えながら動いているところではあります。

——そういう意味では河村勇輝選手がBリーグからNBA入りするという道を開いたことは、富永選手にとって選択肢を増やす意味ではポジティブな要素になったか。

富永:それは間違いなくあると思いますね。あと、自分自身もBリーグのレベルアップにすごい気づいています。毎年毎年レベルアップしてるなって自分も実感しています。そういうところで河村選手もやってきたっていうのもありますから。

——日本代表として日の丸の背負うことについて。

富永:日本代表で日の丸を背負うということはもちろんすごく責任もありますし、すごく誇りに思うことでもあるので、毎年毎年全力注いでやっていきたいなっていう思いもあります。ここ数年日本のバスケットもすごくレベルアップしているので、その立役者となれるように頑張っていけたらいいなと思っています。

——海外でのプロの経験を代表活動にどう還元したいか。

富永:海外で経験してきていろんな経験値はあると思います。代表としても今年で3〜4年目ぐらいになって、今までは一番下でやってる側だったんですけど、自分たちより下の選手や若い選手もたくさん入ってきてるんで、そこでもっともっとリーダーシップも発揮していけたらいいなと思います。


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YOKO B

静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英会話/発音コーチも務める。