『ジャーナリズム』が今年のケンタッキーダービーの主役になりそうだ。
とはいえ、ジャーナリズムといっても本記事が掲載されているこのウェブサイトのことではなく、あなたのお気に入りの新聞であったり、テレビやラジオのニュース番組のことでもない。
ここでのジャーナリズムとは馬の名前。日本時間5月4日7:57発走予定の第151回ケンタッキーダービーに出走予定のJournalism(ジャーナリズム)のことである。しかも今年のケンタッキーダービーにはジャーナリズム(「報道」の意)だけでなく、パブリッシャー(「出版社」の意)という名前の馬も出走する予定なのだから驚きだ。
ここでは、4連勝の勢いで「スポーツ界で最もエキサイティングな2分間」に挑むジャーナリズムの、その馬名の由来についてご紹介する。
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ジャーナリズムの馬名の由来が明らかに
ジャーナリズムは共同オーナーの一人であるアロン・ウェルマンによって命名された。
ウェルマン氏はかつてビバリーヒルズ・ハイスクールの学生新聞である『Highlight』のスポーツ面で編集者を務めていた。Louisville Courier Journalのインタビューによると、彼は同紙で『Ace in the Hole』というタイトルのコラムを執筆していたという。
取材に対してウェルマン氏は「私はEclipse(ウェルマンが所属するオーナーズクラブ)や我々のパートナーたちに向けてのものであったり、競走馬に関するニュース更新、毎週のニュースレターなど多くの執筆業務を抱えているため、不満を抱えたスポーツライターだとよく非難されますよ」と応えており、「ジャーナリズム(=報道や執筆活動)というのは私にとってとても大切なもので、私は真面目で勤勉な責任感のあるジャーナリストのことを評価しています」と語った。
そんな彼の愛馬であるジャーナリズムがケンタッキーダービーを制せば、それを伝えるニュースの見出しは素晴らしいものになるだろう。筆者(スポーティングニュース・アメリカ版のBilly Heyen氏)が思いつく見出しのアイデアは以下の通りだ。
- ジャーナリズムがケンタッキーダービーを支配した
- 「『ジャーナリズム』は死んじゃいない」
- 写真判定の激戦をジャーナリズムが制する
- ジャーナリズムが薔薇の栄光を勝ち取る
ジャーナリズムの現地オッズは?
金曜日の夜遅くの時点では、ジャーナリズムがケンタッキーダービーの優勝候補と目されている。レースまで24時間を切った時点で確認したオッズは約3.0倍であった。ちなみに、前述した同レースに出走するパブリッシャーのオッズは約20倍だ。
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原文:Journalism horse name, explained: How Kentucky Derby favorite got inspiration from a high school newspaper
翻訳・編集:福島啓(スポーティングニュース日本版編集部)
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