現世代最強ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアが6月の防衛戦で米国デビューへ

Sporting News Japan Staff

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現WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)が、ジャレル・ミラー(米国)と日本時間6月2日(現地時間1日)にタイトルマッチを行うことが正式に発表された。対決の舞台となるのは、英国出身のジョシュアにとって初上陸となる、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、アメリカではスポーツチャンネル『DAZN』が独占配信される予定だ。

ジョシュアの米デビュー。元々はワイルダーが相手だった?

ジョシュアといえば、ロンドン五輪ボクシング・ヘビー級金メダル獲得からプロ入り後の3団体王座統一も含め、その輝かしい肩書きもさることながら、地元英国での人気は絶大だ。2017年のウラジミール・クリチコ戦ではウェンブリー・スタジアムに9万人の観客を動員し、イギリスの観客動員数記録を更新。昨年12月には大英帝国勲章(大英帝国四等勲爵士)を授かるというスター性も兼ね備えた新世代のボクサーだ。そんな英国のスーパースターだが、アメリカで試合を行った経験はキャリアを通して一度もなく、グローバルスターになるためにもいつかはボクシングの首都であるアメリカで闘うべきだと指摘され続けてきた。そんな折、アメリカデビューの機会が思わぬ形で実現することになった。

ジョシュアは昨年の9月にアレクサンデル・ポベトキンとの防衛戦に勝利すると、4団体王座統一を実現するために、現WBC世界ヘビー級王者であるデオンテイ・ワイルダーとの対戦を視野に入れ始めた。しかし、そのワイルダーが昨年12月のタイソン・フューリー戦で引き分け、フューリーとの再戦が今年の上半期にセッティングされてしまったために、ワイルダーとの対戦は幻になってしまった。

これを受けて、ジョシュアの次戦の対戦相手としてディリアン・ホワイトの名前が挙がったが、交渉が難航し、最終的にはブルックリン出身のカリスマボクサーであるジャレル・ミラーに白羽の矢が立った。

ジャレル・ミラーとジョシュアの因縁

ジョシュアはミラーと対戦したことこそないものの、2人は昨年7月に行われたDAZNの記者会見で 衝突し、罵声を浴びせあった関係だ。その後も業界きっての“トラッシュトーカー”であるミラーがジョシュアを挑発し、2人の因縁は試合決定前から燃え上がっていた。ミラーはこの舌禍事件の後の10月にはトマシュ・アダメク、続く11月にはボグダン・ディヌに連続KO勝ちを収め、現在負けなしだ。キックボクサー時代は『K1』に参戦し、ミルコ・クロコップと対戦経験もある変わり種だが、ここ数年でボクシングで確かな実績を積み上げてきた。ジョシュアにとって油断できない相手となっている。

この試合の結果次第では、ボクシング史に残る大一番が実現する可能性もある。なぜなら、ジョシュアがミラーに勝った場合、フューリーとワイルダーのどちらかが4団体王座統一を賭け、いよいよジョシュアと対戦することになるからだ。2019年後半のビッグマッチに備え、この試合も見逃せないものになりそうだ。

 


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※記事はIOC公式サイト『 Olympic Channel 』提供

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