【4月6日(火)午前8時:ウィザーズ対ラプターズ】八村塁 vs 渡邊雄太。待望の日本人対決、実現なるか

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日本時間4月6日(現地5日)午前8時、アマリー・アリーナでワシントン・ウィザーズとトロント・ラプターズが対戦する。2月11日(同10日)の前回対戦では実現しなかった八村塁(ウィザーズ)と渡邊雄太(ラプターズ)のマッチアップは見られるか。その他の注目ポイントを含めて、徹底プレビューする。

鍵となる八村とビールの健康状態

好調を維持していた八村だったが、4日(同3日)のダラス・マーベリックス戦は右肩の張りを理由に欠場。試合後、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は、「今日の欠場は予期していなかったが、選手の健康が常に第一」と明かしている。欠場期間についても、「まったく分からない。1試合かもしれないし、5試合かもしれない」と回答した。

その後5日(同4日)には、八村とブラッドリー・ビール(右股関節の打撲)のステイタスが“Questionable”と発表された。「塁が次の試合で戻ってくることを願っている」とブルックスHCは話したが、2人がラプターズ戦に出られるかは試合直前に判断されるだろう。

もし八村とビールが欠場となれば、とりわけオフェンス面で大きな痛手だ。現に、先のマーベリックス戦では今季ワーストの87点にとどまっている。3ポイントは25本中5本しか決められず、成功率はわずか20.0%。ラッセル・ウェストブルックに集中しがちな負担を軽減するためにも、マーベリックス戦で39分プレイするも3ポイントが0/4で9点にとどまったデニ・アブディヤの奮起が求められる。

イースト12位のウィザーズは、同11位のラプターズと1.5ゲーム差。終盤戦へ向けてプレイオフ戦線を勝ち残るため、そして115-137で敗れた2月11日(同10日)のリベンジを果たすには、ウェストブルック以外の選手の台頭が欠かせない。

5人欠場のラプターズ、渡邊に出番は回ってくるか

ラプターズはパスカル・シアカム、フレッド・バンブリートなど多くの主力が健康・安全プロトコルの影響で試合に出られないという不運にも見舞われ、3月は非常に苦しい1か月を過ごした。2月27日(同26日)にヒューストン・ロケッツを破って17勝17敗だった成績は、4月1日(同3月30日)のオクラホマシティ・サンダー戦を終えて18勝30敗。シアカムやバンブリートが戻っても、なかなか復調できなかった。

そんななか迎えた4月3日(同2日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、ラプターズは130-77という53点差での圧勝を収める。ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンが怪我で欠場し、“飛車角落ち”の感は否めなかったとはいえ、3ポイントを効果的に沈めて大量リードを奪い快勝したのだ。

ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は、「これまでやってきたことのいくつかが改善されたのは良かった」と今後の巻き返しに期待を抱かせ、シアカムも「1試合勝っただけだし、これから連勝していかないと」と気を引き締めた。苦しい中で掴んだ快勝にも、決して浮かれないのがラプターズの真の強さなのかもしれない。

とはいえウィザーズ戦では司令塔のカイル・ラウリー(足)、ロドニー・フッド(腰)を含めた5人が欠場予定。さらに、股関節屈筋の張りを訴えたバンブリートの出場も危ぶまれるなど、戦力的に厳しい状況だ。それだけに、ウォリアーズ戦で今季自己ベストの36点をマークしたシアカムにはより一層の期待が懸かる。また、最近ローテーションを外れている渡邊としては、プレイタイムを得る可能性が高まったと言えるだろう。チャンスが訪れた際は、持ち味である全力守備はもちろん、課題のオフェンス面でも積極的にアピールしたい。

ウィザーズ対ラプターズ 試合情報

■日時:2021年4月6日(火)午前8時
■会場:アマリー・アリーナ
■通算対戦戦績:ラプターズ55勝・ウィザーズ37勝(直近25試合はラプターズが22勝かつ8連勝中)
■対ラプターズ戦歴代最高得点者:ジュワン・ハワード(42点:1996年4月19日)
■対ウィザーズ戦歴代最高得点者:パスカル・シアカム(44点:2019年2月13日)
■日本語実況:三橋泰介、解説:塚本清彦

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ