渡邊雄太がヒート戦に途中出場、3ポイント2本を沈めて存在感をアピール

及川卓磨 Takuma Oikawa

渡邊雄太がヒート戦に途中出場、3ポイント2本を沈めて存在感をアピール image

12月18日(日本時間19日)、トロント・ラプターズの渡邊雄太が昨季イースタン・カンファレンス王者のマイアミ・ヒートとのプレシーズンゲームに出場し、3ポイントショット2本を沈めて6得点をマークした。渡邊は第4クォーターに8分56秒出場。6得点に加えて、3リバウンド、2アシスト、1スティール(1ターンオーバー)を記録した。

渡邊は第4Q残り9分12秒、83-98と15点差の場面でノーマン・パウエル、クリス・ブーシェ―と交代でアレックス・レンとともに出場。直後のオフェンスでゴールにカットした際にテレンス・デイビスからパスが送られたものの、惜しくも取り逃し、得点のチャンスを逃した(記録はデイビスのターンオーバー)。

だが、残り6分56秒にディフェンシブリバウンドを奪うと、自らボールを運んで速攻を展開。逆サイドのマラカイ・フリンにパスを出し、オープンショットを演出した。ショットは決まらなかったものの、良い形のオフェンスを生み出した。

続く残り6分16秒には、フリンとのピック&ロールから左45度で渡邊がオープンになり、3ポイントショットを成功させてこの日初得点を記録。さらに、残り5分47秒には再び逆サイドのフリンにスキップパスを繰り出すと、今度はフリンが見事3Pを沈めて渡邊のアシストとなった。

残り5分11秒にはエルボー付近に飛び込んでミッドレンジジャンパーを放つもリングに嫌われた。その後、残り4分52秒、ラプターズ90-106のデイビスのフリースローの場面で、一旦交代してベンチに下がったものの、16秒後にそのデイビスと交代で再びコートに復帰。すると、残り4分7秒にはフリンのパスを受けて右45度からこの日2本目の3Pを成功させた。

3分29秒にはコーナーでパスを受けながら、サイドラインを踏んでしまいターンオーバーとなったが、1分34秒にはディフェンシブリバウンドを摑んでそのままアーリーオフェンスに持ち込み、右ウイングを駆け上がったワトソンの3Pをアシストした。

試合はKZ・オクパラが24得点をあげたヒートが117-105で勝利を収めている。

プレシーズンの日程を終えたラプターズは、12月23日(同24日)にニューオーリンズ・ペリカンズとの今季開幕戦を迎える。

エグジビット10契約(無保証契約)の渡邊が開幕ロスターに残れるかどうかは現時点で不明。今季開幕ロスターは21日 午後5時(同22日 午前7時)に確定する。

ボックススコア


NBA公式動画をチェック!

及川卓磨 Takuma Oikawa

及川卓磨 Takuma Oikawa Photo

スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。