現地4月30日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UCL)準決勝ファーストレグ、バルセロナ対インテルの一戦は、3-3のドローに終わった。
インテルは開始30秒に先制すると、さらに21分にもデンゼル・ドゥンフリースが追加点。だが、3分後にラミン・ヤマルのゴールで1点差とされると、38分には追いつかれる。
後半、インテルはデンゼル・ドゥンフリースがこの日2点目をあげて再びリードするも、直後にラフィーニャの強烈なシュートからオウンゴールのかたちで同点とされる。結局、試合はタイスコアで終了の笛を迎えた。
2点を先行したインテルが悩まされたのが、躍動した神童ヤマルだ。『Gazzetta dello Sport』によると、インテルのシモーネ・インザーギ監督は試合後、『Sky』で「50年に一度」と、ヤマルに賛辞を寄せている。
「ここ8~9年でこういう選手は見たことがない。2人でマークしても不十分だった。それで我々は位置を下げざるを得なかったんだ」
それでも、公式戦3連敗中だったインテルにとって、バルセロナ相手に敵地でのドローは大きな結果だ。インザーギは「この上なく素晴らしい満足」と話した。
「我々は素晴らしい試合をした。私が世界最高、最も攻撃的と考えるチームを相手に、我々は素晴らしい試合をした」
懸念は主将ラウタロ・マルティネスの負傷だ。前半終盤に痛めた様子を見せたラウタロは、ハーフタイムに交代している。インザーギは来週のホームでの試合を欠場する見通しと明かした。
「ラウタロを失いたくないが、いくらかの疑念がある。セカンドレグは非常に難しいだろう。おそらくキャプテン抜きで戦うことになる」
セカンドレグはインテルの本拠地サン・シーロで5月6日に行われる。
本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。