「試合が決まったのは、あっという間という気持ちです。この記者会見を機に、ボクシングだけに集中して、必ずいい試合を見せたいと思います」
村田諒太は4月15日(日)の初防衛戦に向けて開口一番、現在の心境を言葉にした。対戦場所は神奈川県・横浜アリーナ。対戦相手は、欧州ミドル級王者などヨーロッパ地区の4つの王座獲得経験を持つ、エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)だ。
「さっき、そこでお会いしましたが、俳優さんかと思うくらい、見た目は勝てないなと思いましたけど、雰囲気的にもいい人だと思いますし、いい試合をしたいですね」と話し、村田はこう続けた。「アマチュアのときから、やはりヨーロッパの選手が強いのは分かっているので、自分自身をしっかり仕上げて勝てるようにしたいですね」
今回、プロボクサー・村田にとって、初めて挑戦者ではなく、王者として挑戦者を迎え撃つことになる。
「初防衛戦は難しいって言われますし、(それには)いくつかの理由があると思っています。チャンピオンになって満足してしまったりとか、周りの扱いとかも変わりますので、ハングリーさを忘れてしまうことが原因だと思います。難しいとかチヤホヤされてどう変わることではない。そのあたりも受け入れたうえで、しっかり自分自身のボクシングを作り上げたい」
王者・村田の初防衛戦は4月15日にゴングが鳴る。
■試合日程
2018年4月15日(日)横浜アリーナ
▽WBA世界ミドル級タイトルマッチ:12ラウンド制
WBA世界ミドル級王者
村田諒太(帝拳)
vs.
WBA世界ミドル級10位、WBC&IBF同級7位
エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)