WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国)と陣営スタッフの新型コロナウイルス感染により延期が確定的となっていた、前王者デオンテイ・ワイルダー(米国)との第3戦が現地時間10月9日に再設定された。トップランク社が正式発表し、欧米複数メディアが伝えた。
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— Top Rank Boxing (@trboxing) July 15, 2021
Official #FuryWilder3 Update: See you Oct. 9. 👑 pic.twitter.com/ccJNDdwIlO
当初、同7月24日、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで予定されていた両者の第3戦だが、合宿中の練習スタッフ複数がPCR検査で陽性であることが判明。フューリー自身も5日に検査を受け、翌日陽性が明らかになった。報道によると、フューリーはワクチンを1度だけ接種していたという。すでに陰性となり療養中だ。
. @Tyson_Fury promises to deliver a knockout when he returns on Oct. 9 👊 #FuryWilder3 pic.twitter.com/7eQ5T8fDom
— ESPN Ringside (@ESPNRingside) July 15, 2021
同カードを中継するスポーツ専門メディア『ESPN』は、「間違いなくオレは戻ってくるし、これまで以上に良くなるだろう。10月9日、ヤツ(ワイルダー)をノックアウトする!」というフューリーのコメントを伝えた。
両者の最初の対戦は、ワイルダーがWBC世界ヘビー級王者だった2018年12月に行われ、12回引き分けに。2020年2月、2度目の対戦でフューリーが7回TKO勝利。WBCタイトルを奪取した。その後、コロナ禍となり情勢が変化。フューリー陣営はワイルダーとの第3戦期限が切れたと認識し、WBAスーパー・WBO・IBF世界同級統一王者アンソニー・ジョシュアとの4団体統一戦の交渉を開始する。5月16日、「8月14日にサウジアラビアで行われる」と発表されたが、直後にワイルダー陣営が申請していた調停結果により、第3戦の履行が命じられ、7月24日の対戦が決まっていた。
フューリー陣営のコロナ感染発覚当初、プロモーターのトップランク社は「フューリーらの健康を注視している」として延期について認めなかったが、15日になって「10月9日延期」が正式発表された。会場に変更はない。同メディアによると7月24日に予定されていた他の試合も同時に延期されるという。
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